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ベンチコーナーの灯り

家の土間に設けた、くつろぎや読書のためのベンチコーナー。そこにささやかなトップライトが欲しくてペンダントライトを自作

座る定位置に合わせて吊り下げる。電線コードは背景のシナベニア建具に合わせてベージュ色を選択。スイッチ付きソケット、電球ともパナソニック製。白いコードに白磁ソケットを合わせたら、もっと洒落たムードになるけれど、武骨さが場にふさわしいと普通の物を組み合わせた。そのちょうど佳い感じのバランスを自分は重きを置く。

夜は燈明皿のキャンドルも併用。遊びと実用。これもバランス。

ときには手元近くに光を集められるようライトの高さを調整可能な乳白色の昇降機(バランサー)と頑丈な木製滑車を介した。

古いフランスの白磁バランサーは埼玉県北本駅近く「yaichi」で入手。古道具の滑車は家にあったもの。バランサーと滑車はもっと離れていたほうが具合良いが、さてどう直すか。楽しく思案。

ベンチ脇には老眼鏡を納める小さなカゴとIKEAのBluetoothスピーカーをぶら下げた。

山葡萄の蔓を編み組みした山形のカゴは鎌倉「もやい工藝」で15年ほど前に購入。本来の用途はナタ入れ。だいぶ風情ある飴色に育ってきた。

ささやく程度の音楽を聴きたい自分には必要充分な音質、音量のスピーカー。北米のIKEA限定で販売されていた『frekvens』。どうしても欲しくてebayで北米のセラーから買っておいて良かった。

そして、足元は『ギョサン』のオアシスショップ葉山バージョン。夏の素足にはこのうえなく快適。これ履いてベンチで音楽聴きながら酒盃を傾けちゃったら、もう葉山名物の素敵な海の家に出かける必要を感じないなぁ。今日もここで怠惰にすごします。

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