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アトリエランプ

先日、土間のベンチコーナー用に自作したペンダントライト

スイッチ付きソケットと光が集まるレフタイプのLED電球。パナソニックらしい素朴で普通っぽい姿かたちが気に入っているし、倉庫みたいな空間に馴染んでいると思う。

ただレフタイプの特性として光源がかなり眩い。直視すると、この季節は暑さも感じてしまう。ひと工夫必要かなとアイデアをいろいろ浮かべる。単純な解決策はシェードで電球発光部を覆い隠してしまうこと。この電球径に合いそうな、アーミーグリーンを纏う武骨なフランス軍のホスピタル・ランプシェードをネット通販で見つけ、造形、色彩ともたまらなく惹かれたが、ちょっと安直かなと手を出すのはいったん保留。

何か参考例は無いかなと、古道具店のサイトを観ていたら「アトリエランプ」なる製品が眼に入り、「これだ!」とアイデア拝借。フランスのアトリエでの作業用というランプはブリキ板のリフレクターが電球をカバーする簡素なつくり。電球の光を直視することなく、特定の方向だけ照らす役割を一枚の安価なブリキ板に持たせた平穏な創意に感服した。これなら自分も真似できそうと、200円ほどのブリキ板をamazonで、板に穴を開けるコンパスカッターをダイソーで購入。合わせて費用は300円ほど。電球径を正確に測るノギスと板を切るカッターは家にある道具で。

植木仕事が雨で半ドンになった午後、DIY。不器用な手を黙々と動かし奮闘。板を電球とソケットの間に留めるための穴をカッターとハサミ、粗いヤスリを併用しつつ、なんとか開ける。

入手した板がピカピカの電気メッキが施され不粋だったので、タミヤのスプレーでマットなジャーマングレー色に塗装。おおっ、なかなか佳いじゃん!と自己満足。

最小限の工夫で最大の効果。思い描いた以上の光景を悦び、達成感に浸る。ベンチコーナーがいっそう快適にバージョンアップしちゃいましたよ。

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