発散

本と音楽と雨の日が好き。子育て中。二十代は趣味に生きていた自分が三十歳を過ぎてどんな風…

発散

本と音楽と雨の日が好き。子育て中。二十代は趣味に生きていた自分が三十歳を過ぎてどんな風に生きていくか試行錯誤する記録。

最近の記事

日記短歌

マスクなし 記憶の中の 君の顔 君と私は 長い友達 覚えてる 私が 黒のコンバース 履いてたことを 知ってる君を 食べちゃった 形も見ずに おっとっと とんだ大人に なったもんだな 洗う人 あなたが出した 弁当箱 早く出してと 呆れながらも よくなろう よくなろう よくなろう 私はよくなろう 何度目の決意 自分では 書けない漢字も 打ててしまう それは嘴 などがあります こんなにも 始めることは 簡単で 辞めることだけ 出来ない私 苦しくて 田中ヤコブが 格好良

    • タイトルを見て読まなくちゃと思った。中盤ダレるどころかラストに向けてどんどん引き込まれていった。登場人物がまるで本当に実在するかのように思えて愛おしかった。

      • 移動古本屋始める

        七月頃、実店舗を持たない移動古本屋という形態で、本屋さんをやってみようと思い立った。 現在、私は会社員だが、何年も前から、本に関わる仕事をしたいと思っていた。教科書を扱う会社に転職したり(現在は退職済)、図書館司書になるために通信制大学を調べたり、色々やってみたけど、自分が理想とする、本に関わる職業に今から就くのは非常に難しかった。 そんなとき、友人から「本屋をやってみたら?」というメッセージと共に、一冊の本のURLが送られてきた。 実際に本屋を始めた人のインタビューが

        • 日記短歌

          11/27 diary もう一度 君に見つけて もらうため ひたひた走る 目の前の道 クリムトを 見に行った日に 知ったのは 木に咲く花は いいな綺麗だ 待ち合わせ 私を待ってる人がいる この雑踏を 掻き分けて来る 生きるのに 必要な毒 飲んでたい 嫌いじゃないよ そなたの悪口 何年も 前からずっと 読んでると 文章の意味が 年々変わる 過ぎ去った 日々はどうして 美しい シーソー乗る子の 新品の笑顔 おもんない どうして やつが 有名人 公募ガイドを 君に手渡

        日記短歌

        • タイトルを見て読まなくちゃと思った。中盤ダレるどころかラストに向けてどんどん引き込まれていった。登場人物がまるで本当に実在するかのように思えて愛おしかった。

        • 移動古本屋始める

        • 日記短歌

          Porridge Radio - U Can Be Happy If U Want To

          ――「U Can Be Happy If U Want To」は、神聖なシンセ・サウンドと美しいコーラス、そして希望を含む歌詞を歌うあなたの感情的なボーカルで、涙がこみ上げてきそうになりました。曲のストーリーやテーマを教えていただけますか? この曲は、今とはまったく違うものとし

          Porridge Radio - U Can Be Happy If U Want To

          三好達治 あっという間に過ぎた時間

          『母の友』(2019年3月号)に掲載されている東直子さんの連載記事で、三好達治という人の詩が紹介されていた。私はこの詩を読んで、無性に懐かしい気分になった。この詩、あるいはこの人の別の詩を小学校の国語の教科書で読んだことがあることを思い出した。 「菅(すげ)」と言う植物の根が長く伸びている、そのような春の日に、野に出てげんげ(れんげ)をつむ母親とその子ども。母も子もそこばく(いくばく)の夢を見ていただろう。 春の旅の汽車の窓から、燃えるような赤いれんげ田を見て、かつて母と

          三好達治 あっという間に過ぎた時間

          2022.7.17 こどもとアニメ

          去年に引き続き、今年も保育園でRSウィルスが大流行している。クラスの半分以上は休んでいるような状況である。息子も先週の木曜日から保育園を休んでおり、次男にも風邪がうつってしまった。 3歳と0歳を一人で自宅保育するのはとても大変である。こんな時こそAmazon prime videoやYouTubeに頼れば良いのだけれど、こういう動画サービスは中毒性が高く、長男の場合は日常生活に支障が出るので、我が家では封印している。最近は、私が選んだDVDを観てもらっている。無料で視聴出来

          2022.7.17 こどもとアニメ

          2022.7.13 図書館のこと

          育休中に、行ったことのない近隣市の図書館を全て制覇することに決めた。今日はA市の図書館に行ってみることにした。A市の図書館は、住んでいる市の図書館と比べて、規模はかなり小さい。しかしながら、棚の作り方が独創的でわくわくした。例えば、緑色の本のコーナーというものがあり、ジャンルはごちゃまぜで緑色の本ばかり集めてある。見ているだけでも楽しいし、意外と手に取ってみたい本が多かった。絵本のコーナーに、『母の友』など、母親向けの雑誌が置いてあるのもいい。絵本のブックリストも大量に集めて

          2022.7.13 図書館のこと

          2022.7.12

          ずっと行きたかった隣市の図書館に行った。貸出カードを作り、絵本と越高綾乃という人の幼年童話のブックガイドを借りた。越高さんは長野県松本市にある絵本・児童書専門店「ちいさいおうち」の一人娘らしい。こどもの本専門店はこの辺では珍しいのでいつか行ってみたい。本当はアニメの『かいじゅうたちのいるところ』のDVDが借りたかったのだけれど、実写版(?)しか無くて残念だった。 次男がベビーカーで寝た間に、館長おすすめ本コーナーから青木真兵・海青子『彼岸の図書館:ぼくたちの移住のかたち』、

          2022.7.12

          コーチングを受けて変わった気持ち

          先月、コーチングを受けた。担当コーチに、コーチングとは「Googleマップみたいなものを想像して、現在地から目的地までどうやったら到達出来るのか、その計画を作るサポートをすること」と、説明を受けた。その時に気付いたのは、私はこれまで人生の目的地を過去に設定していたということだ。私はここ数年、自分には行動力がないと思っていた。ここでいう「行動」というのは、自分の人生を豊かにするためにとる行動のことで、驚くべきことに、仕事も結婚も子育ても、ここでいう「行動」にはある意味含まれてい

          コーチングを受けて変わった気持ち

          2022.7.7

          人に誘われて絵本の読み聞かせ会に参加。次男を連れて出かけるのは楽しい。知らない場所に行くと興味深く周りを見渡し、機嫌良くしている。お洒落なカフェで他に親子が2組来ていた。人に気を遣ってしまって気疲れした。ああいう場所で気を遣わないようになりたい。初対面のママさんと話すのはとても緊張する。お気に入りの木のおもちゃ屋さんの店長さんのイベントだったので、イベントは楽しかった。 Tさんからライン。「縁」についてどう思うか、とのこと。私はこれまで何かに縁を感じたことがない。縁について

          2022.7.6

          今日は朝から市内の木のおもちゃ屋さんへ、ベビーマッサージの講習を受けに行った。下の子としっかり向き合う時間が欲しかったのと、もう最後の赤ちゃんかもしれないので、赤ちゃんの為に出来ることは全てやりたいという気持ちから申し込んだ。ベビーマッサージはインドやアフリカが発祥らしい。この地域では、産まれた直後からベビーマッサージをするのが慣習で、祖母から母へと代々受け継がれる手法で行われるらしい。私は最近、世代を超えて受け継がれるもの(料理のレシピや、伝統がある絵本やおもちゃなど)にと

          最近のこと、京都に行って思ったことなど

          ◾️ECDの本に「結婚すれば平穏な生活があって、そんな平穏な生活なんて糞食らえだと思っていた。実際には、結婚生活は平穏とは程遠く、社会からドロップアウトした後の人生よりも、よっぽど波瀾万丈なものだった」と書いてあった。分かるような気がする。自分で制御するのが困難な程のメンタルの浮き沈み、こどもが産まれて一層生き方について悩み、かと思えば悩んでいる暇もないくらい次から次へとタスクが襲ってきて、色んなものをポロポロ落としながら前へ突き進んでいるような感じ。 ◾️ここ数ヶ月、友人

          最近のこと、京都に行って思ったことなど

          アナイス・ニンの日記

          "寂しくてしょうがない。私がいつもヘンリーにしてあげているようなことを、私にしてくれる人が欲しい。 私は彼が書くものはすべて読む。彼が読む本は私も読む。彼の手紙には必ず返事を書く。 彼の話を聞き、言ったことをみんな覚えている。彼のことを書く。彼に贈り物をする。彼を守る。彼のためならいつだって、誰だって諦められる。彼の思考をたどり、参画する。 情熱と母性と知性をかたむけて彼を見守っている。 では彼はどうか。私のために、彼にはこんなことはできない。誰にもできない。誰にもそのやり方

          アナイス・ニンの日記

          他人の視線に敏感な割に自分の心に鈍感すぎる私が30歳過ぎて生き方を見直した話

          趣味に没頭し充実していた20代が終わり、30歳になった頃、私は人と関わることに酷い苦痛を感じるようになっていた。この生き辛さをどうにか解消したいと試行錯誤してみた結果、自分なりの答えが見つかったのでまとめてみたいと思う。 前置き①友人Tさんの存在Tさんは社会人になってから趣味を介して知り合った友人である。Tさんとよく遊ぶようになって、私はTさんの話し方にある特徴があることに気付いた。Tさんは、雑談の中で、私の何気ない発言に対して、「なぜそう感じたのか」を深く掘り下げてくれる

          他人の視線に敏感な割に自分の心に鈍感すぎる私が30歳過ぎて生き方を見直した話

          どんな人生を送りたいか?

          どんな人生を送りたいか?日々は刻一刻と過ぎていく。大人になるにつれ人生がどんどん事務的なものへと変化している気がする。自分の根本の部分は全く変わらないのに、楽しみにしていたことはどんどんなくなっていくように思われる。 どうせ生きにくいならばもっとぶっ飛んだ狂人になりたかった。明らかに頭のねじが足りないのに、私はまだ社会生活をそつなくこなせるんではないかと期待してしまっている。人からは少し変わっているけれど人畜無害で真面目な人間だと思われているだろうか。でも心の中はいつも混沌

          どんな人生を送りたいか?