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コーチングを受けて変わった気持ち

先月、コーチングを受けた。担当コーチに、コーチングとは「Googleマップみたいなものを想像して、現在地から目的地までどうやったら到達出来るのか、その計画を作るサポートをすること」と、説明を受けた。その時に気付いたのは、私はこれまで人生の目的地を過去に設定していたということだ。私はここ数年、自分には行動力がないと思っていた。ここでいう「行動」というのは、自分の人生を豊かにするためにとる行動のことで、驚くべきことに、仕事も結婚も子育ても、ここでいう「行動」にはある意味含まれていなかった。それは目的地を過去に設定していたからで、過去と同じ様な経験をする為には仕事も結婚も育児も必要ではなかったからだ。それよりも、より多くの本、より多くの音楽、より多くの映画と触れるほうが大切だったのだが、生憎そんな時間は私にはなかった。育児と仕事の両立に追われて、なんとなく自分に自信がもてないまま、何年もの月日が流れてしまった。そんな私だったが、コーチングを通じて、目的地を未来に設定することがやっと出来た。すると今まで蓋をしていた気持ちが溢れ出して、あれもしてみたいこれもしてみたいと、アイディアが湧いてきた。そしてそれは幼少期に興味のあったことだった。これまでは、二十代半ばを自分の最盛期と考えていたせいで、それまでの自分が大嫌いだった。でも本来の自分、色んな人に影響を受ける前の、素の自分も捨てたもんじゃないかもしれないと思える様になってきた。

私は四十歳になったときに、人生を無駄にしたと後悔したくない。その為に、これまでは過去に振り向けていた力を、未来に振り向けたいと思う。こんな簡単なことに気付くのに何年もかかってしまったのは残念だが、今が気付くタイミングだったんだと思う。

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