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2022.7.12

ずっと行きたかった隣市の図書館に行った。貸出カードを作り、絵本と越高綾乃という人の幼年童話のブックガイドを借りた。越高さんは長野県松本市にある絵本・児童書専門店「ちいさいおうち」の一人娘らしい。こどもの本専門店はこの辺では珍しいのでいつか行ってみたい。本当はアニメの『かいじゅうたちのいるところ』のDVDが借りたかったのだけれど、実写版(?)しか無くて残念だった。

次男がベビーカーで寝た間に、館長おすすめ本コーナーから青木真兵・海青子『彼岸の図書館:ぼくたちの移住のかたち』、永田治樹『公共図書館を育てる』を選んで読んだ。この本には、都会で働く夫婦が同じタイミングで心身を壊し、奈良県東吉野村に移住し、自宅を図書館として解放する「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」を設立したことにまつわる話や対談がまとめられている。前から読みたかった本で、期待以上に面白かった。都会で暮らすことについて、「都会には自分が入り込む余地がない」「常に他人に査定されている感がある」と書かれているのが興味深かった。私は大学生時代を除き、ずっと地方都市に住んでいるので、どうしても都会暮らしへの憧れを捨て切れない。しかし、この本を読んで、田舎でも自分らしく、納得して生きていくことは可能かもしれないと思った。田んぼが黄金色に染まることで四季の移り変わりを感じるこの土地で、いつか夢を実現出来たらいいなと思う。

育休中どうやって毎日を過ごすか悩む。とにかく時間が過ぎるのが早い。家だとひたすらダラダラしてしまうので、図書館にいると集中して読書が出来て良いなと思った。明日も行くかもしれない。

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