「飲みに行こと誘う外国人の友だちに、TOEICの勉強があるから」と返す最高の英語学習ジョーク、を切り返す

こんな話を聞いた。

英語学習を助けたい外国人:「飲みに行かない?」

英語学習中の日本人:「TOEICの勉強があるので行けません」

読者のみなさんはこれを聞いて何と思いますか?

「だからその人はいつまで経っても英語を話せないんだよ。飲みに行って英語を話す機会を作ってこい!」って思いますか?

それとも、

「TOEICを優先しても良いんじゃない?自分のスケジュールを守るほうが大事だし。」って思いますか?

SLOVARは、きっとこのように結果が分かれると思っています。

最初に言っておきたいのですが、どちらかが間違っているということはないのです。どちらにも正しい言い分があって、同じように正しいんです。ではその差は何か?と言うと、

常識の差

じゃないかなと。きっと、

9割の飲み賛成派は、

「英語を話さないで話すのを上手になろうという考えはおかしい」

と信じ、1割の飲み反対派は、

「そもそもお酒が飲めないなら行っても時間とお金の無駄」
「もし明日TOEICがあるなら、TOEICの勉強を優先すべき」
「ワイワイするのがストレスなら、行かないほうがマシ」

と信じていることでしょう。それぞれの主張はこれから分析していきたいと思いますが、反対派の1割の中の、更に1割はきっとこう考えているんじゃないでしょうか?

「英語は話さなくても、話すのは上手になれる」

その全体の1%の人はきっと、超マルチリンガルな人ではないでしょうか。もちろん、多言語ニストを作るための塾を運営しているSLOVARはこの考え方です。

9割の人の思考法

「英語を話さないで話すのを上手になろうという考えはおかしい」と考えてはダメなのか?結論から言います。大丈夫です。英語をガンガン話すことで、英語は話せるようになります。

・もし、積極的に話しかけることができるのならば。
・もし、友達を作るのが好きならば。
・もし、平均レベルのコミュニケーション脳力があるならば。

1つでも当てはまる人はそれなりに多いと思いますし、素直に喜んで良いと思います。英語学習を進める上で、よい素質を持っています。事実、人と話すのが人一倍大好きで、友達を作る能力も人一倍高くて、コミュ力が高い人は、英語以外の多くの言語をマスターできるはずです。

しかし、ここに全員が当てはまるわけではありません。


1割の人の思考法

・そもそもお酒が飲めない人や
・明日TOEICの受験を控えている人は

冒頭のジョークのように飲みに誘われたら素直に断り、TOEICの学習をすべきだと思います。SLOVARは全くお酒が飲めないので、飲めない人の気持がよく分かります。飲めないのに飲み会に行った場合、英語についていくのが大変なのではなく、みんなのテンションについていくのが大変なのです。もはや言語の問題ではなくて、ノリの問題です。日本語でも会話についていけません。そんな行ってもしょうがない飲み会に時間とお金を使うなら、家でTOEICの勉強をしている方がマシです


また、ワイワイするのがストレスな人や、コミュ力が平均を大きく下回ると自覚している人は、飲み会に行っても孤立するだけなので、行かないほうがマシです。英語を話すチャンスだと皆は言うかもしれません。しかし、英語を話すチャンスのど真ん中で孤立してしまう悩みを、9割の人は知りませんし、理解できません。同じく、時間とお金をそこに割くのが無駄なので家に帰ってTOEICの勉強をしたほうが良いです。

あるいは、次に述べる0.1割の思考法の仲間に入ってしまうのが手ですし、おそらく0.1割に仲間入りしたほうが、人生得すると思います。ちょうどSLOVAR自身がそうしてきたように。


0.1割の思考法

ズバリ、こうです。

英語力の伸びは、頭の良し悪しではなく、コミュ力の良し悪しでもなく、習慣の良し悪しで決まる。

・お酒が飲めない
・人と会うのが苦手というか苦痛
・コミュ力が平均を下回ると思う

に、1つでも当てはまる方、おめでとうございます、他の人より英語を倍速でマスターできます。英語を独学で、黙々と、伸ばせる方法がありますから。全部当てはまる人、倍おめでとうございます、超マルチリンガルになれると思います。その方法と理論を、英語以外の時間に使えるのです。他の人が酔っ払って、何を言っているか次の瞬間に覚えていない時に、着実に語学力を伸ばせるのです

言語の習得は能力の差ではなくて、環境の差です。そして、環境の差は、常識の差です。

おとなしい人が今まで英語をマスターできなかったのは、社交的な人の常識「英語は話さないとマスターできない」に縛られていたからですし、その犠牲者になっていたからです。

おとなしくて、人の輪で孤立してしまう人は、潔く社交の場から距離を取り、自分の時間を取りましょう。そして、習慣的な学習を続けて、グダグダと会話している人を高速で抜き去りましょう。

人の輪の中で孤立している時間は、もったいないので。

具体的な方法についてはまたあとで記事に起こします。今日の所はとりあえず、性格によって、当てはめる常識が変わってくるよというお話でした。

まとめ:英語を話せる人と、話せない人の差は、常識の差。なら、英語しか話せない人と、英語以外にも話せる人の差も、常識の差。


英語学習を助けたい外国人:「飲みに行かない?」

英語学習中の日本人:「TOEICの勉強があるので行けません」

のオチは9割の人にとっては、「この日本人学習者は堕ちている」。

1割の人にとっては、「9割の人の常識の束縛から抜け出す勇気を持とう」。

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。英語学習に苦しんでいる方、つまらなそうに嫌々語学を学んでいる方が周りに居ましたら、シェアしていただければと思います。楽しく、深く、語学に取り組める人が1人でも増えたら幸いです。