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GIGA・BITE

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「鷹海市にはゾンビがいる」 2034年、海沿いののどかな町で囁かれる奇妙な都市伝説。 ごく普通の青年・綾小路 メロは、ある日ゾンビのように変貌した市民の乱闘に遭遇し、重傷を負う。…
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#創作大賞2024

GIGA・BITE 第1話【前編】

【1】 2034年 7月。 日本・関東エリア、鷹海市。 海岸に程近い小洒落た町に、今日も潮風…

鵤牙之郷
6か月前
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GIGA・BITE 第1話【後編】

【前回】 【3】 「では、引き続き捜索にあたります」 「宜しくお願い致します」 最後にメ…

鵤牙之郷
6か月前
3

GIGA・BITE 第1話怪人イメージ画+作者の独り言

【超獣GIGA 《Non-initiative 》】 今作の主人公が変身する「超獣」と呼称される存在。 ゾン…

鵤牙之郷
6か月前
4

GIGA・BITE 第2話【前編】

【前回】 【1】 目の前に突如現れた、怪しげな姿の男。 彼はメロを超獣と呼び、その誕生を…

鵤牙之郷
6か月前
5

GIGA・BITE 第2話【後編】

【前回】 【3】 高い身体能力を得たメロが、目にも止まらぬスピードで、建物の屋根やビルの…

鵤牙之郷
6か月前
3

GIGA・BITE 第2話怪人イメージ画+作者の独り言

【ハウンドトキシム / スパイダー型】トキシムという総称は「タキシム」という怪物+“toxic”…

鵤牙之郷
6か月前
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GIGA・BITE 第3話【前編】

【前回】 【1】 鷹海中央公園駅前の事件により、現場に急行した特殊部隊の隊員達は瀕死の重傷を負った。隊長をはじめ、ほとんどの隊員が現在も意識不明のままだ。 彼等の体には大きな傷が残されており、救護班が駆けつけたときには出血がかなり酷かった。まるで獣に引っ掻かれたような傷跡。海沿いの、それも都市開発が進むこの町に熊のような猛獣が現れたとでも言うのか。 特殊部隊の中で唯一会話が出来る状態だったのは、新人の隊員ただ1人だった。彼は他の隊員達から少し離れた木陰で発見された。傷

GIGA・BITE 第3話【後編】

【前回】 【4】 アナウンスを聞きつけ、大勢の観客がグラウンド奥側に位置するステージに押…

鵤牙之郷
6か月前
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GIGA・BITE 第3話怪人イメージ+作者の独り言

【バットトキシム/ワスプ型】 一応スズメバチもモチーフに入っているのですが、スズメバチ要…

鵤牙之郷
6か月前
1

GIGA・BITE 第4話【前編】

【前回】 【1】 宮之華学園での戦闘を終え、研究所に戻って来たメロ。 ダンス部員と乱入者…

鵤牙之郷
6か月前
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GIGA・BITE 第4話【後編】

【前回】 【4】 メロは博士と共に噴水のあるエリアに向かう。 相手が何処から狙っているか…

鵤牙之郷
6か月前
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GIGA・BITE 第4話怪人イメージ+筆者の独り言

※今回、2枚イラストを載せておりますが、2枚目に関してはちょっと閲覧注意です。気持ち悪い…

鵤牙之郷
6か月前
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GIGA・BITE 第5話【前編】

【前回】 【1】 鷹海市の封鎖。 ゾンビ発生の原因を特定し、事態が収束するまで、この町は…

鵤牙之郷
6か月前
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GIGA・BITE 第5話【後編】

【前回】 【3】 軽くランニングをしていたところへ謎の来訪者。 予想外の出来事にメロは困惑している。 人が立ち入れないよう、大きな鉄の板とフェンスで囲った廃病院。初めてメロが超獣として覚醒した際にトキシムが侵入、彼等が壊した壁をメロと博士が修復したのだ。もっとも、博士は指示を出すだけだったが。 そのバリケードを越えて、警察と名乗る男達が入って来た。 今朝のニュースを思い出す。 鷹海市内を小型ドローンが監視、ゾンビを発見次第特殊部隊が駆けつける。 対応が早すぎる気もす