HARUtaro

他に好きな人ができたと婚約破棄されても頑張って生きているアラサー。 自分の気持ちをここ…

HARUtaro

他に好きな人ができたと婚約破棄されても頑張って生きているアラサー。 自分の気持ちをここに残していきたい。

マガジン

  • 私の一行

    本や映画などから心に刺さった一行を残しておきます。

最近の記事

人間ってのは本当に怖いですよ。

「でもさ、フジさん。人間ってのは本当に怖いですよ。憎んでいる人より、そばにいて愛してくれる人を容赦なく傷つけるんだから」 ふ、深い。。。 そうなんだよね。。。 傷つけるのはいつも大切な人なんだよなあ。 これがグサっときてる自分、大丈夫か。。。笑 自分が傷つける側にならないように。 色々気をつけないといけないなあ。。。

    • 昔は愛情深い人だったのよ

      「ああ見えて、昔は愛情深い人だったのよ」 「あまりにも多くの人と出会いすぎて、どうやって人に気持ちを寄せたらいいのか、わからなくなってしまったのかもしれない」 多くの人と出会ってしまったから。。。それが理由だったら悲しすぎるなあ。 父ははなから愛情が欠落した人間だと藤代は確信していた。生まれつき人を愛することができない人間が、一時期だけ人を愛そうと努めたにすぎない。そのことに気づくにつれ、怖くなった。いつのまにか自分も、人に期待することはなくなっていた。 こんな人間は

      • 君は僕のことを忘れてしまう。

        僕が死んだら、君は僕のことを忘れてしまう。おじさんはそう言いながら、わたしにカメラを向けました。 きっと君は、僕の声も言葉も歩き方も忘れてしまう。でも、それでいいんだ。僕がここにいてカメラに触れて、君と話をしていた時間が消えるわけじゃない いい言葉ですね。。。 村上春樹さんの『多崎つくると彼の巡礼の年』にもこんな表現が出てきました。 そういう大切な時間は、忘れてしまうけど確かに存在していたのよね。それは虚しく消えることなんてないんですよ。 だから、辛いときとか、自分

        • 恋愛じゃなかったらなんなの?

          主人公が元カレに問う。 「恋愛じゃなかったらなんなの?」 元カレは答える。 「執着」 乾いた声で、力なく健吾は言った。私はただ黙って歩いた。果てしのない雨が、私と健吾を傘ごとそこにとじこめてしまったようだった。 俺もこれに気づかないといけなかった。 執着だった、完全に。 自分では全く分からないんだよね。 気をつけよう。。。

        人間ってのは本当に怖いですよ。

        マガジン

        • 私の一行
          5本

        記事

          自分の感情なんてとても信じられないんだから

          主人公が、好きだという気持ちについて、華子に聞かれる。 「錯覚かもしれないと思ったことはないの?」 主人公は答える。 「ないわ」 錯覚で、こんなに胸は痛まない。 対して華子は、 「自信家なのね」 華子は、自分が持っている、好き、と言う感情について、下のように言う。 「そうかもしれないし、はじめから好きじゃなかったのかもしれない」 「どっちでも同じことだわ。私は自分の感情なんてとても信じられないんだから」 どっちの気持ちがわかるだろう。。。 どっちもわかるな

          自分の感情なんてとても信じられないんだから

          どんな場所にいるかについて。

          そのときの私にはなにもわかっていなかったのだ。健吾がどんな場所にいるかについて。華子がどんな場所にいるかについて。あるいはまた、私自身がどんな場所にいるかについて。 10月の半ば、健吾が突然会社を辞めた。広告会社の営業という仕事を、私の知る限り健吾はすごく気に入っているようだったのに。 こういう経験あるよね。。。 これはまだ退職とか、そういう命に関係する問題ではないからまだいいけど、何か自分はできたんじゃないかって。 後悔することがあるよねえ。 後悔して終わらないよ

          どんな場所にいるかについて。

          誰もしっかりなどしていないのだ。

          「僕は別に一人でも帰れるよ」 と言う。そうだろうなと私も思った。直人くんがしっかりしているからというわけじゃない。誰もしっかりなどしていないのだ。私もスティーブも、バスの運転手だってきっとしっかりなどしていない。それでも一人でやっているのだ。 面白いなあ。 しっかりしていることと、一人でやっていけることは別なんだよね。 みんなきっといろんな間違いをしちゃうし、悲しいことだってあるし、しっかりしている!なんてそんなことはないんだよね。誰だって。 そんなふうに思っていた方

          誰もしっかりなどしていないのだ。

          結婚は愛情の墓場だ、と思っていた。

          ゆるやかなプロポーズではあったが、私は言下に断った。怖かったのだ。結婚は愛情の墓場だ、と思っていた。 なるほどなるほど、愛情が死んで行き着いた先が結婚だと。なんとなく言いたいことはわかるけど、そうかなあ。 実際、私たちは細心の注意を払ってきた。一緒に住んではいても、それが結婚に似てしまわないように。 う〜ん。昔なら俺もこう考えていたんだろうかもしれないけど。 好きだ、とかいう気持ちは形を色々変えていくよね。むっちゃ好きで目も見れねえ!なんて状態がずっと続くわけないし。

          結婚は愛情の墓場だ、と思っていた。

          あなたを愛する人は、これからもたくさん現れる。

          主人公は、彼氏の健吾とどちらかが死ぬ運命にありました。 どちらもその運命を変えようと、色んなことをするわけなんですが、結局どちらかが死ぬ運命を回避することはできなかった。 そして結局、主人公は自分が死ぬ運命を選ぶことになるのですが。 最後のシーン、鳥肌が止まりませんでした。 何度も何度も出会えて、私は本当に嬉しかった。何億万年の夢を、私は健吾と旅することができた。 そうだな。毎回タイムリープするたびに主人公は幸せそうだったもんな。 死んで、時空の概念がなくなって?

          あなたを愛する人は、これからもたくさん現れる。

          親にイライラすることの正体

          父親でも、母親でも、よく理由も分からないけど、うるせーな!!!みたいな状態になることあるよね。。。 そんな感情がどうして生まれてしまうか、ちょっと面白い表現があったので残しておきたい。 「好きってだけじゃない。完全に信じてるんだろ。『ママ』が言うことは必ず正しい。常に真実だ。邏々は心の底からそう信じていて、そこにはなんの疑いもない。母親のことを、完璧な存在だと思っているわけだ。そういう完璧で強大な存在から、邏々は肯定されたいし、受け入れられたくてたまらない。だからさっきみ

          親にイライラすることの正体

          それじゃ、ただのお荷物よ。

          バイトのずる休みぐらい私はする。健吾に会いたいもの。それぐらい、平気でする。 こんな考えを持っている私に、母が言う。 『確かに健吾くんは責任ある仕事をしてる。だからこそ、あなたも社会に責任がとれる人間にならないといけないの。健吾くんのパートナーとしてこの先も共に歩むつもりなら、健吾くんを待ってるだけじゃだめ。それじゃ、ただのお荷物よ。健吾くんは優しいから、どこへでもあなたを迎えに来て、そしてどこへでも連れて行ってくれる。あなたがただ待っている人間でいる限り、健吾君はあなた

          それじゃ、ただのお荷物よ。

          そこで息ができる?

          『私たちは今、いい状況じゃないみたい。悲しいけど、この先どうしていいか、ちょっとわからなくなってる。もしまだ、』 『考えたんだけど、もしまだ私のことが本当に好きなら、』 『そこで息ができる?』 なんかいいなあ。そこで息ができる? 辛いとき、こんな感覚になるなあ。 私たちは一緒になんていない。同じ世界を見ていない。同じ世界にいない。私は一緒にいたかった。そうではない今、ものすごく苦しい。ここでは私は息ができない。もう続けられない。こんな世界にはいられない。 なんかリア

          そこで息ができる?

          母親にとって、最優先事項は俺ではない

          息子である自分より、恋人を選ぶ母親。 「なにが嫌って……別に、本気で『ぼくママと離れたくない』って話じゃねえよ。ただ、なんか、母親にとって、最優先事項は俺ではないってことを突然わからされた、っていうか……ほんとすげえ子供なこと言ってんな。でも、自分のことを絶対に一番大事にしてくれるって信じてた存在が、実際はこの世のどこにもいなかったって感じで……それはなんか結構、終わった、って感じがしねえ?すぐには受け入れがたくねえ?そりゃ親父はいるけど、なんかちょっと違うし」 恋人と別

          母親にとって、最優先事項は俺ではない

          不適切さの記憶は、この先のあなた自身に後悔の念を強く催させる

          私は怒ってばかりいて、ママを傷つけようと躍起になっていた。どうしてなんだろう。ママはあまりにも存在しているのが当たり前だったから、必死になって振り払わなければ大人になれない気がしていたのだろうか。 当たり前に存在する家族。なんだろう。この気持ちわかるなあ。 わからない。とにかく、ママの言った通りだった。『その不適切さの記憶は、この先のあなた自身に後悔の念を強く催させる』 『その不適切さの記憶は、この先のあなた自身に後悔の念を強く催させる』 これは覚えておかなければ。後

          不適切さの記憶は、この先のあなた自身に後悔の念を強く催させる

          「私、間違った」

          ついに、ついに主人公を捨てたバカ女、満優と再会する。 「本当に、ごめんなさい」 今更ねえ。何言ってんだか。 「私、間違った」 「そうだな」 「間違ってみたかったんだ。私はこれまで多分一度も、間違った、っていう経験をしたことがなかったから。一番大きいところで、一番大事なところで、思いっきり間違えてみたかったみたい」 「間違わなければよかった。失ったものが、大きすぎる。……間違ってみなければ、私はその大きさすら、きっと永遠にわからなかった」 そーだよね。 彼女もこんな

          「私、間違った」

          絶対に一人になんかしない。

          その小さな女の子は朔だ。死んで落ちた星を握りしめ、朔は今、星のない夜空を見上げている。どうしていいかわからずに泣いている。だけど君はちゃんとどうすればいいか知っているはずだし、俺はそれを思い出させることができればいいと思っている。 がんばれ、朔!!! 「頑張りたいよ!私はもう一回……もう一回、夢のために、頑張りたい……っ!私、逃げようとしてた、純悟を利用しようとした、そんなのうまくいくわけない、だって本当は、本当の心は、もう一回、今度こそ……今度こそ私、夢を……諦めたくな

          絶対に一人になんかしない。