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あなたを愛する人は、これからもたくさん現れる。

主人公は、彼氏の健吾とどちらかが死ぬ運命にありました。

どちらもその運命を変えようと、色んなことをするわけなんですが、結局どちらかが死ぬ運命を回避することはできなかった。

そして結局、主人公は自分が死ぬ運命を選ぶことになるのですが。

最後のシーン、鳥肌が止まりませんでした。

何度も何度も出会えて、私は本当に嬉しかった。何億万年の夢を、私は健吾と旅することができた。


そうだな。毎回タイムリープするたびに主人公は幸せそうだったもんな。

死んで、時空の概念がなくなって?主人公は未来の全てを知る。

私は未来の全てをもう知っている。
あなたを愛する人は、これからもたくさん現れる。
その中からたった一人、一緒に未来を歩んでいける人を、あなたはちゃんと見つける。
結ばれて、家族になって、齢を重ねて、杖をつくようになっても、離れずに傍にいる。波の音を聴きながら、二人で坂道を上がっていく。
とても長い夢を、ララと一緒に見たことも。何度も繰り返したその話を、傍にいる人は、ちゃんと聴いていてくれる。すごく幸せなの。あなたは愛する人と、幸せでいる。あなたは大丈夫なんだ。本当に。嘘じゃない。
私はそれを、もう知っているんだよ。ずっと前から知っていたの。だからその雨は、あなたの幸せが嬉しくて降る喜びの雨。そういうにおい。


畳みかけるようなラストのこの文章。とっても好きだなあ。。。

あなたが大丈夫なのを、もう知ってる。みたいなセリフに弱いんだな俺は。。。

以上、竹宮ゆゆこ著、「あなたはそこで、息ができるの?」でした。

とても面白かった!!ありがとう!!

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