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自分に「YES」を出した分だけ、人生は変わる

中野丈矢です。

学校では正解を教わることが当たり前だとされています。正解を解答することで、テストの点数を稼げるのですから。

学校で点数を稼ぐことと、ビジネスでお金を稼ぐことは全く違います。

学校では正解を出すことが良しとされます。
教科書の範囲の中で点数を競い合うのですからね。

そもそも、ビジネスには範囲がありません。むしろ、正解はありません。
範囲も正解も自分で決めるのがビジネスだからです。

自分が出した正解にYESと言えるかどうか。そして自分のYESを誰かのYESにすることが「個性で選ばれる」ことだったのです。

どうしてそう言えるのか?

それは、モヤモヤしながら葛藤を抱えながらでも自分で答えを出そうとするプロセスこそ、「あなたから買いたい」と言われる「個性で選ばれるビジネス」へは最短距離だったのです。

スッキリしたいのは快楽を得たいから?


それこそ僕は、会社員の時からビジネス書を読んでました。これは大学時代から続けていた習慣で、本を読むことで自分を安心させていたんだと今になって感じるのです。

ビジネス書にはたくさんの答えが並んでいて、どれも「成功者」と呼ばれる人たちの思考パターンや行動パターン、成功パターンなどあらゆる答えが1500円でインストールできます。

「勉強熱心」といえば、確かにそうだったかもしれません。今でも勉強はしてますが、当時の僕の勉強は「不安からの逃避」だったように思います。

その不安というのは、「”何者でもない自分”が、誰かの思考をインストールすることで”自分以外の誰か”になれる」という逃避だったわけです。

自分の価値観ではなく、誰かの価値観をインストールすることで「世界を理解できた気分」にはなることはできます。

それだけでなく、成功した気分になることもできます。

快楽を求めていたのでは?と当時の僕を振り返ってみると、つくづくそのように思います。

これは脳内にある神経伝達物質であるドーパミンを放出することで、快楽を感じてました。快楽主義に走ることは「ダメ」だとは言い切れませんが、ビジネスで成果を出すには短期的な快楽よりも、長期的な快楽を求める必要があったのです。

人との関わりを持つためにも自分にYESを言おう


短期的な快楽というのは、過度なアルコール摂取や過食など、今の自分から逃げ出したいときに走ってしまう行為のこと。

スマホをダラダラと無目的に見てしまうのも、恐らく短期的な快楽だと言えますし、そもそもスマホのアルゴリズムというのは、自分の価値観と似たような情報ばかり流れ込むようにAIが操作しています。

例えば、YouTubeを見ていても、僕とあなたのYouTubeとでは違うチャンネルが表示されます。

僕は、野球や格闘技系のチャンネルばかり見るので、いつも見るチャンネルばかり表示されています。

今、YouTubeを開いたら、朝倉未来選手 VS メイウェザー の一戦や、花束問題(←同じ日本人として恥ずかしい)などの動画が表示されてますね。

あなたのYouTubeは違う動画が並んでいることでしょう。

何が言いたいのかと言うと、スマホは自分の価値観に「YES」と言ってくれるコンテンツばかり並んでいること。

20代ならば年金のことはあまり意識はないでしょう。70代にもなれば年金は気になって仕方のないことでしょう。

そんな風に、自分の価値観にカスタマイズされた情報だけが流れ込むようになった時代を僕たちは生きているのです。

オンラインで世界は縮まりました。しかし、意識のタコツボ化が急速に加速しているので、全く価値観を持つ人を受け入れることに抵抗を持つ人も少なくはないようです。

むしろ、自分の考えに「YES」と言ってくれるかどうかで、人との関わりが生まれているのではないでしょうか?


自分が出した答えにYESを出す勇気

先にお伝えしたように、過去の僕は自分が出した答えにYESを出すのではなく、誰かの出したYESをインストールしていたのです。

他人モードで生きていたので、自分のことが分からないのも当然です。

「やりたいことは何?」と聞かれても、周りの人のYESになぞるような言葉しか出てきませんでした。

それはなぜか?

勇気が足りなかっただけです。

自分の答えにYESを出す勇気さえあれば、例え誰かに否定される恐れを乗り越えられると思うのです。

ビジネス書やセミナーに参加して、スッキリ感を得ることは大切です。けれど、モヤモヤしながら自分で答えを出そうとするプロセス、そしてそのプロセスにYESを言える勇気を持つことが、「選ばれる個性」につながっているのではないでしょうか?

ビジネスのノウハウはたくさんあります。

しかし、どんなに有効なノウハウでも、自分にYESを言える勇気を持たなければ機能しません。

外にある答えを拾ってつなげても没個性となるだけ。

いっそのこと自分と向き合って、自分が出した答えにYESを言える勇気こそ、「あなたから買いたい」と言うYESに繋がるのではないでしょうか?

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