哀川空

文学部育ちのプログラマ、ライティングとカメラマン始めました。"かける&quo…

哀川空

文学部育ちのプログラマ、ライティングとカメラマン始めました。"かける"ものなら、たいてい書きます。お仕事のご依頼はこちら→karasudo.skycrow@gmail.com

マガジン

  • テレビのない部屋から

    思ったことや、思わなかったこと。 2016/5/22 〜

  • 恋するプログラム

    AIが人に恋したら、きっとこんな感じ。

最近の記事

文学少女からPGになった自分の頭の中身について

他にも同じ経歴の方がいたらごめんあそばせ、もっと高スペックなCPU積んでたら話は別なんだろうけども、少なくとも私は、頭がおかしくなったと思っている。 「プログラミングは、適性がないとやっていけないよ」 入社前から社員に散々言われた台詞だが、なるほど納得。何度匙を投げようとしたことか。入社半年の苦しみが強烈に脳に焼き付いている。今でもまだ、あの時の苛立ちで脳裏がジリジリと燻っている。 もちろん、プログラミングを勉強したことだけが理由ではないだろう。社会人になった戸惑いや、学

    • サヨナラは悲しい言葉じゃない

      いきものがかりの『YELL』を引用させていただいた。卒業ソングとして有名な曲だそうだが、 お恥ずかしい話、私はサビ冒頭のこの部分しか知らなかった。こんな機会もなければ、じっくり歌詞を読むこともなかっただろう。 きっかけは学生時代の友人だ。飲んで飲んで盛り上がった結果、音楽をやることになってしまった。 酒の勢いとは恐ろしいもので、「やる」と言ってしまったからには引くに引けない。足を引っ張りたくないと、毎日暇を見つけては楽譜と睨み合っている。 ここだけの話、卒業ソングとして有

      • 学校が嫌いになっても、勉強は嫌いにならないでください。

        学校と塾との往復で、毎日毎晩勉強尽くし。 私が小学生の頃から、そういう"可哀想な子"はいた。 はたから見れば、「ちょっとくらい遊ばせてあげなさい」と言いたくなるほど教科書漬けで、学校に来れば偏差値の話題ばかり。 小学生だった私にとって、彼らは間違いなく「裕福」だった。可哀想より、羨望の気持ちが強い。 私といえば、彼らから見れば相当嫌な奴だった。家が貧しかったから塾も余計な参考書もなく、娯楽といえば図書館の本だ。 読書は好きだった。当時はミステリーが好きで、無駄な知識も得

        • 私の知らないことを、あなたは知っている

          某メガバンクの新システム、リリース延期。 某医療系キュレーションサイト、大炎上。 某大統領選挙は、有識者も仰け反る予想外の結果。 テレビもラジオも新聞もないもので、情報は意識的に取りに行かないと、すぐに置いて行かれてしまう。 「え、哀川さん知らないの?!」と言われるたびに、私の中の負けず嫌いの血が騒いでいた。 だが、最近はむしろ尊敬の眼差しを向けてしまう。よく疲れないなぁ、と。 少し前までは私もテレビを見ていたし、新聞も読んでいた。その頃だって疲れを感じることはなかった

        文学少女からPGになった自分の頭の中身について

        マガジン

        • テレビのない部屋から
          52本
        • 恋するプログラム
          10本

        記事

          酒瓶でバケツリレーはできない

          やっちまった。 ドジっ子とまでは言わないものの、なにかとやらかしてしまう私。その頻度は、年間「やっちまった」アワードがあるなら、多分いいところまでいけるんじゃないかなぁ、と思うほど。 で、一体何をやらかしたかというと、11月にもかかわらずお風呂に水をはるというもの。 追い炊き機能のついた上等なユニットバスではありませんので、入れたお湯を沸かすようなことはできません。 しかも、かなりいい具合の量を入れてしまったので、これを全部抜いてしまうのはかなりの損失。 お風呂の水

          酒瓶でバケツリレーはできない

          無心は10分より先にある

          空気がすっかり冷たくなりました。 先日、東北を訪れた際には「北国は寒いものだなぁ」などと思っていましたが、都会に帰ってきても結局寒いのは変わらないようです。 寒い時期。 つまり、マラソンの季節です。 私は気が向いた時に、ふらりと近所を走るのですが、今の部屋に越してきてからは良いジョギングコースがなくて中止していました。 (決して、三日坊主ではありません。) ちなみに走り方は適当なもので、仕事でモヤモヤした気持ちになると、ふらりと無心になるまで走り込んでいました。 とい

          無心は10分より先にある

          あなたのいない生活を想像する

          訳あって、親しい人が都会から遠く離れたところに行くこととなりました。 その人とは、毎日のように連絡し、近況を話し合う仲です。電話はあまりしませんが、LINEのやり取りはたくさんしています。 遠くと言っても地球の反対側に行くわけではありません。東京からせいぜい400kmほどの距離です。 物理的に会うためには、新幹線で片道4時間が必要です。 「いや、どうせ国内でしょ?」 海外出張の経験のある先輩からは、フンと鼻で笑われたのですが、まあ確かに大した距離ではないのでしょう。

          あなたのいない生活を想像する

          【恋Pro】#9 わがままだから引き裂きたい

          // #恋するプログラム #9 // #わがままだから引き裂きたい // #SoraAikawa #java if(You.getLoveForMe() > getLoveFromMe() && You.getLoveForHer() >= You.getLoveForMe()){ love(); }else{ tear(); } // たくさんくれなきゃ、満足できない。 // カノジョと同じじゃ、満足できない。

          【恋Pro】#9 わがままだから引き裂きたい

          秋田の空。 #写真 #TRiP! # iPhone #秋田 #空

          秋田の空。 #写真 #TRiP! # iPhone #秋田 #空

          伝わらない・伝えられない

          知らないことを理解するのは、大変だ。 知らない相手に理解してもらうのは、もっと大変だ。 なんだかんだでPG歴3年という、まだまだ新米なのに「新米」の切り札が使えなくなる年次となりました。 そろそろ後輩やら新人やらに手ほどきし始める時期であります。 知っていることを教えるだけ、といえばそれまでなのですが、こいつがなかなか厄介です。 こう言えば伝わるかなー、と思ってみた言葉が、全然伝わらない。手を替え品を替え、やってみようと思うのだけれども、気づけば同じ説明を繰り返している。

          伝わらない・伝えられない

          カメラ越しに"見つける"快感

          ハロウィンといえば、いつもより派手な格好で街を練り歩く程度でしたが、 今年は池袋ハロウィンコスプレフェスに参加してきました。 人、多すぎ。 いやもう、こればっかりは本当に驚いた。 みんな一体どこで撮影してるのかと、驚くほどの人人人です。 (驚きすぎて、肝心の写真を忘れたわけです、はい。) 女子更衣室で叫んでいたスタッフさんによれば、参加者は5000人にものぼるんだとか。 コスプレは嗜む程度の私ですが、最近は写真が楽しくて仕方ありません。 池ハロ当日も200枚以上を撮影

          カメラ越しに"見つける"快感

          眠りの境界線

          「徹夜前提」で仕事をしてはいけない。 もともとナルコレプシー持ち(?)で、居眠り常習犯です、私。 昼間寝ると、夜はあんまり眠くないので、夜更かし。 すると、次の日眠くて、お薬飲んで目を覚まして、仕事して。 たまに残業して、日付超えるちょい前に帰ってきて、でも明日は5:00起き、とか。 明日〆切の原稿が終わらなかったから、仮眠して原稿とか。 そんなことしてたもんですから、私のスケジュール調整は、24時間体制。 寝る時間も、自分でスケジュールしようとしてしまう。 「

          眠りの境界線

          【恋Pro】#8 あなたの愛はどこにある

          // #恋するプログラム #8 // #あなたの愛はどこにある // #SoraAikawa #OracleSQL Delete from Female where You.mistress = Female.name; // あなたの愛人の名と等しい彼女はどこですか?

          【恋Pro】#8 あなたの愛はどこにある

          言葉がめんどくさくなる瞬間

          「何撮ったんですか?」 「なんか、綺麗だったから」 銀座をブラブラした帰り道、ふと見た道路のネオンが美しくて、"パシャリ"。 隣を歩いていた後輩ちゃんが、目を丸くした。 そりゃそうだ、なんの前触れもなく隣を歩いていた知人が珍しくもなんともない道路の写真を撮ったんだから。何を撮ったのか尋ねたくなる気持ちも分かる。 「分かる」と言いながら、私は話を分かってない返答を返していた。私の中で1番正しい表現だった。しかし、「何を」という問いに答えていないので、不誠実な返答とも言える

          言葉がめんどくさくなる瞬間

          写真から分かるジブンの話

          最近、かねてから欲しいと思っていた一眼レフを購入しました。 さすが一眼レフと言うべきか、iPhone写真より撮りやすいし、なんだか急にうまく撮れるようになった気がします。 noteでは【TRiP!】というマガジンに一部投稿させて頂いていますが、それを見た知人が一言。 「なんか、食べ物の写真が上手いね」 確かに、「これはうまく撮れた」と思う写真は、食べ物を撮影したものが多いような……。 食べ物の写真を撮りはじめたのは、iPhone4sを買ってから。周りの女の子が撮影す

          写真から分かるジブンの話

          私を使い潰して欲しいけど、ドMじゃない

          プログラマーという職業柄、やっぱり人の入れ替えは激しいもので、いや正確には残業とか頭の固い上司とか無能な同僚とか言いたいことはたくさんある。と、思うんだよね。 プログラマーは基本SEの下で製造します。有能な人だとSEの仕事を食ってる人もいます。 だから、上司が無能だと悲惨。これはIT業界に限らない話ではあるけれど。 で、普通は使われる立場から使う立場にのし上がっていきたいものなのだけれど、私は成り上がる欲求がほぼない。むしろ「使い倒されたい」願望が、ある。 残業してもい

          私を使い潰して欲しいけど、ドMじゃない