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Z世代が労働・報酬について考えてみた

初めに

最近ちょこちょこ労働について考えるので、せっかくなのでまとめてみる。
まとめようと思った一つの理由は俺が「労働者の給与の妥当性」について最近考えるのだが、正直何が妥当なのかわからない。
将来は経営する側になりたいので、今自分が労働者で葛藤があるうちにその気持ちを書き記しておきたかったから書き記す。
⚠️完全に個人の意見で独り言です。⚠️

https://www.youtube.com/watch?v=AbKbZQ7_ghk&t=561s に影響されて、自分の中の考えをまとめることに注力する。

ゴリゴリのスタートアップで働く自分の労働環境は割と厳しい。オフィスとかは綺麗だが、労働量、時間が多い。個人的には割と激務。
別にこれが嫌いなわけではない。むしろ好きだ。
自分に裁量があって、社会にインパクトがある仕事ができて、スピード感がかなりある仕事で社会からのフィードバックも多い。ユーザの熱も強く、とても楽しい。「働く」という環境においてはこれ以上のものはないだろう。

労働者の報酬について

俺は日本の労働者の報酬は低いと思っている。
もちろん他の国と比べれば物価が安い、労働者保護の観点が他の国より優れてるなど様々な良い点があり、それのトレードオフだということも知っている。
ただZ世代で他の人と比べると割とバイタリティがある自分にとっては保守的な給与形態は合わない。それが理由でもあり、スタートアップにいるのにスタートアップも保守的な報酬の思想を持たれると個人的にはしんどい。
ただ給与をあげれないの理由があるのも理解している。
※アメリカ NY州では新卒そこそこで190,000$ (= 2850万円 (1$ = 150円)) もらえる (Reference: https://www.instagram.com/americanincome/)

まず日本の制度では給与を上げると給与を下げにくい。これは確かに労働者保護の観点では正しいが、同時に給与をあげにくくしているのも事実だ。
例えばだが、給与アップを会社内で試験的にするために、給与アップから1年以内は給与ダウンさせやすくする、などはどうだろうか。
攻めの姿勢を社会として取っていかないと本当にどんどん日本内の経済が縮小していく。
せっかくスタートアップの環境が良くなってきて、日本の中からもユニコーン企業が出てき他ので、社会全体として攻めの姿勢を取っていきたい。

スタートアップ、ベンチャーで優秀な人の報酬を上げないのは害しかないと思っている。特にスタートアップのような個人のパフォーマンスが会社の売り上げ、将来に露骨に影響するような場合は尚更だ。

例えば、
Aさんは現在勤めているX社で、とても活躍していて、X社にとってAさんは柱のような存在。
Aさんの活躍はAさんの報酬の何倍も価値がある状態。
Aさんが他所に報酬でヘッドハントされたとする。
ただAさんはX社が好きでX社に勤めていたい。ただ報酬を考えるとY社の方が良い。業務内容的にはどちらも良さそうだが、Y社の方が報酬が良いので、Y社に行くことを決めた。

このような場合は最悪だ。おそらくX社はAさんに給与交渉をするだろう。実際にこのようなケースはなくない。
もちろん会社、経営の観点で見ると労働者はある意味コストなので、安ければ安い方がいい。これは正直資本主義である限り変わらない事実だ。
ただこの考えは古いし、スタートアップに取っては最早害のある考えだ。
今日本のような若い世代がどんどん減っていて、かつ情熱のある若者は他の世代に比べてもっと少ないと思われているような世代だ。
なのでより一層優秀で熱を持った若い層の価値は高いと思われるだろう。

そのような貴重な人材を少し報酬をケチっただけで逃すのは最悪だ。
その人と同じような人を取るにはエージェント経由で数百万はかかるかもしれないし、もしかしたらここ1年は同じような人は取れないかもしれない。
かつAさんは事業の歴史や業務内容、過去の背景、横の連携、X社特有の知識などX社でAさんが発揮する価値はおそらく他の会社で発揮する価値よりもあっただろう。数百万かけて採ったBさんもオンボードするのは1, 2ヶ月はかかるだろうし、事業領域によっては3, 4ヶ月かかるかもしれない。
その間は他の人の稼働を取って、サポートもしてもらうだろう。

報酬をあげるのはいい面もたくさんある。
まず報酬でのアトラクトが可能だ。スタートアップやベンチャーの場合、その事業領域に興味が強いか、の方が大事だったりするが、事業によっては事業のアトラクトがかなり困難だったりする。その場合は報酬でのアトラクトは一つの大きな武器になるだろう。
後、報酬が高いということが認知されだすと、それだけで人がまず興味を持ってくれる。そこから事業内容を知ってもらい、意外とその人がその事業に興味があれば、万々歳だ。

報酬が良いとシンプルに知人も誘いやすい。報酬が良い、というのは人にとってもありがたいことなので、誘い文句にはばっちりだ。

その業界で報酬がNo.1 だと少なくとも評価されてない、報酬が少ないという理由で転職を考える理由はないし、誇らしくその会社で働くだろう。

もちろん労働者は基本的にリスクを冒してないので、リターンが少ないのは理解している。ただ前澤さんも https://www.youtube.com/watch?v=8ec31x7YqDk で話してる通り、会社の成長にすごくコミットした人へはしっかりとリターンをすべきだ。
SOとかはその1つだと思いますが、大体SOは入社の時のアトラクとの一つとして使われる。活躍したから相当額のSOを積極的に渡していくのも今後スタートアップはどんどんすべきだ。
CRYPULU SMITH さんがtweet (https://twitter.com/suika__penguin/status/1557217829283192833?s=20&t=9N5Mxi09P5RlhqIxbL6a3Q) してるようにSOを渡してどんどん任せていく形が理想だ。
それをいろんな粒度といろんな大きさのSOでやってくとより能動的な資本家思想を少し持った優秀な労働者が出てくるだろう。

ある程度書きたいことは書き切ったので、ここで終わる。
また熱量があるものができればちょこちょこ書いてきたい。

PS.

若い世代が生まれた時代から好景気を経験せず、日本が下降してる時代を生きてきたからごく自然な考えだと言われている。
とはいえ、日本のGDPは世界3位でヨーロッパ各国には圧倒的な差をつけている。
国土は小さいが人口もまだまだ全然ヨーロッパ各国よりも多い。恐らくここ20年くらいはまだヨーロッパ各国には抜かれないだろう。
なので日本は全然強いし、生活水準、綺麗さ、安全さ、社会インフラの整いなどは最高だと思う。
日本は良い国なので経済的にもどんどん良くなって、経済的にも豊かになっていって欲しい。スタートアップがどんどん出て、経済的にも夢のある国になればいいなと思う。

Viva Startup!!

Reference 

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