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【読書会_開催報告】第4回_Yokohamaゆったり読書会(24年6月2日(日)開催)

▽はじめに
2024年6月2日(日)10時~「Yokohamaゆったり読書会」を実施しました!今回で4回目となりましたが、7名で楽しく開催することができました。(ご参加者の皆様ありがとうございました!)以下、開催報告になります。

▽開催場所
今回も桜木町のレンタルスペースをお借りしました。第1回目・3回目と同じ会場でしたが、桜木町駅徒歩1分でアクセスも良く、キレイな内装であったので、また利用したいと思っています('ω')

今回も桜木町駅近くのレンタルスペースを
お借りしました。

▽自己紹介・アイスブレイク
まず、自己紹介とアイスブレイクを行いました('ω')アイスブレイクのテーマは「雨の日の過ごし方」。ゆっくり読書をする、買い物をする、映画・アニメを見るギターを弾く、雨でもお出かけするなどのコメントを頂きながら、穏やかな雰囲気になりました。

▽ご紹介頂いた本
今回ご紹介頂いた本は以下7冊でした。

①「仕事のためには生きてない」安藤 祐介 (著)

(概要)
ミカゲ食品の社長が異物混入騒動後に発言した「スマイルコンプライアンス」の精神で信頼回復に努めるという言葉を具現化するため、35歳の多治見勇吉は〈スマイルコンプライアンス準備室〉に異動する。勇吉は無理難題を押し付ける役員や終わらない資料作りに追われ、趣味のバンド活動もできなくなる。そんな中、バンド仲間が余命宣告を受け、自分の働き方について考え始める。勇吉は、よりよい職場を目指して奮闘を始める。

(感想)
「スマイルコンプライアンス」という言葉のみ走って、具体的に何をするか決まっていない(苦笑)。「それを考えるのが、現場の仕事だろ!」 (苦笑×2)。いかにもという言葉で上層部で繕い、実は何をするか決まっていないパターン。あ、僕らの職場でもよくありますね~と皆でうんうん頷きました(笑)社長、専務、チーム内などの色々な人間関係の縺れを経て大変な状況が続きますが、最後は前向きなエンディングになるとのこと。会社での働き方を考える為、今度読んでみようと思いました('ω')

②「わたしの名前は「本」」ジョン・アガード (著)

(概要)
本の歴史を「本」自身の視点から語った物語です。粘土板から電子書籍まで、時代と共に姿を変えてきた本の冒険を紹介します。かつては音や声で伝えられていた物語が文字として記され、本として私たちの手に届くまでの長い歴史をたどります。本は人々に笑いや涙をもたらし、禁じられたり焼かれたりする試練も経験しました。それでも生き続けてきた本が、自分自身の物語を語り始めます。

(感想)
本が主人公で、本の歴史、本が生きてきた軌跡を綴った内容視点がとても面白いと思いました!文字の発明、粘土板、象形文字、途中焚書という悲しい出来事を経て、印刷技術の進歩、電子書籍まで本の長い歴史を学べると共に、「今までよく頑張って苦難を乗り越えよく生き残った!成長した!」と声をかけたくなる内容でした('ω')最後の、印刷所の方や、翻訳家など、本に関わる全ての人への感謝の言葉が書かれており、とても感動しました('ω')。今度探してみます!

③「となりのブラックガール」ザキヤ・ダリラ・ハリス (著)

(概要)
若手編集アシスタントのネラは、NYの老舗出版社で唯一の黒人女性で、人種問題に無理解な職場に疲れていました。同世代の黒人女性が入社し親交を深めようとしますが、そこには大きな陰謀が潜んでいました。ダークな皮肉が冴える新世代のBLM小説です。

(感想)
人種問題を考えながら展開するサスペンスとのことです。白人中心の社会の中、相対的に黒人の地位は低く、ただ同じ黒人でも、ある程度高い地位に上り詰める者も!お菓子の”オレオ”のように揶揄される表現もあるとのことでした。サスペンス物ということであれば、単純な人種差別や多様性を考えるだけでなく、物語の展開も気になりながら読み進めることができるのでは!と思いました('ω')個人的には、海外の人種差別問題への知識が乏しいため、この本であれば物語を通して学べるのではと思いました('ω')。

④「砂漠」伊坂 幸太郎 (著)

(概要)
仙台市の大学に進学した冷めた青年・北村が、四人の個性豊かな学生と出会い、麻雀や合コン、犯罪者追跡など様々な経験を通じて日常の奇跡と成長を描く物語です。明日の自分を愛おしく思える一生モノの作品で、限定の書き下ろしあとがきも収録されています。

(感想)
私も大好きな作品で、思わず「おぉ~!」と唸ってしまいました(笑)登場人物の特徴(東西南北)”砂漠"の意味、青春ストーリーについて丁寧にご紹介頂いたので、それを聞きながら「うん、そうそう!」と共感しまくってました。名言メーカーの西嶋をはじめ個性的なキャラ、仲間の絆を感じるまさにオアシス的な作品で、お話を聞きながらまた読みたくなりました('ω')自分の推し作品がご紹介されるテンションアップも読書会ならではの楽しみ方ですね('ω')

⑤「化学の授業をはじめます。」ボニー・ガルマス (著)

(概要)
1960年代アメリカ、才能ある化学研究者エリザベスは男社会の科学界で奮闘するも、嫌がらせやセクハラの末に研究所を追われます。無職のシングルマザーとなった彼女が見つけた仕事は、テレビの料理番組「午後六時に夕食を」での料理指南役科学的に料理を説くエリザベスの姿が視聴者の心をつかみ、番組は成功を収めます。ブリー・ラーソン主演のドラマ版も大ヒットし、全女性と犬好きに支持された痛快なエンパワー小説です。

(感想)
60年代のアメリカは、おそらく現代とは比較にならないほど、差別・偏見が強かったと思いますが、その苦難の中で料理の指南役を見つけ道を切り開いていく、"背中のカッコいい女性"の姿はきっと多くの読者に勇気を与えたんだろうなと思います('ω')!世界で600万部のヒットで、ドラマにもなった作品ですから、きっと面白い本だと思いましたし、今度探してみようと思いました。ドラマは『レッスン in ケミストリー』というらしいですね('ω')

⑥「警官の血(上下)」佐々木譲 (著)

(概要)
「このミステリーがすごい!」(2008年版)第1位に輝いた本作は、三代にわたる警察官の物語です。昭和二十三年に警察官となった安城清二は谷中の天王寺駐在所で働き、人情味溢れる駐在として知られますが、五重の塔の火
災の夜に謎の死を遂げます。彼の長男・民雄も警察官の道を歩み、過酷な任務として新左翼運動に潜り込むことを命じられます。三代の警官の魂を描いた大河ミステリーです。

(感想)
安城清二の怪死の真相を親子3代を通して解明していく1本のストーリーと共に、長男民雄、孫和也も”優秀な警官の血筋”を受け継ぎ、警官となり事件に立ち向かう展開がとても面白そうで、興味深かったです('ω')本作品はドラマ化されたらしく、江口洋介、吉岡秀隆、伊藤英明が主役3代を努め、捜査四課の裏がありそうなエリートを佐藤浩市が努めたようで、この配役を聞くだけでもハードボイルドでカッコイイ作品だと想像できました('ω')今度探して読んでみたいと思いました('ω')

⑦「成瀬は天下を取りにいく」宮島 未奈 (著)

(概要)
2020年、中学2年生の夏休みに、幼馴染の成瀬が「この夏を西武に捧げる」と宣言し、閉店予定の西武大津店に毎日通い中継に映ろうとします。さらにM-1挑戦、髪での長期実験、市民憲章の暗記と、多彩な挑戦を繰り広げる成瀬あかりの姿が描かれます。誰もが目を離せない、各界から絶賛される青春小説です。

(感想)
私の紹介した本です。とにかく成瀬あかりの器が大きくて、まっすぐで、行動力抜群なところか爽やかな読了感を感じる最高の作品でした!あと、親友の島崎がいいですね('ω')成瀬の行動に「え~!」と言いながら、実はとても成瀬が好きで一緒に行動することが楽しく、なんだかんだ助けてくれる2人の関係性は素晴らしいですね('ω')ご参加者の中にも読んだ方がいらっしゃって、本書の好きな場面を話し合うことができて、楽しい時間でした('ω')!続き読まなきゃ(笑)

▽終わりに
第4回も楽しい読書会でした!今回は、告知約5日程で満席となり、リピート参加の方もいらっしゃり、少しづつ浸透してきた感もありますのでとても嬉しかったです('ω')

私が小説好きなせいか、比較的小説を持参されるケースが多いですが、今回も7名全員の作品が被らず、バラエティに富んで面白かったです('ω')

試験的に、会場に『スタバ音楽』BGMを流し、少しカフェっぽい雰囲気作りをしました。これは結構よかったです!
ランチ会を終了後にしようと考えてましたが、私の確認不足でなかなか落ち着いた場所が見つからず実行出来なかった為すいませんでした<m(__)m>終了後会場周辺探索したところ、近くにモスカフェあったんで、反省を活かし今度はそこ使おうと考えてます。

ご参加の方からも「楽しかったです!」のコメント頂けたことも、非常に嬉しかったです('ω')!次回も桜木町周辺を予定していますが、また、決まり次第リリースします<m(__)m>

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