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2010年代に母になった私達。

「今年から中高一貫校に入って、今は北海道にいるんです」

先日、仕事を通じて知り合った同い年の女性・Mさんとランチをした。

Mさんには現在中1と小2の男の子が2人いる。
その中1のお兄ちゃんが、この春から北海道の中学へ進学したとの事。

私はそんなパターンがあるのか!と驚愕してしまった。

同じ時代を過ごした仲間


Mさんは私と同い年。
私が長男を妊娠している時に、Mさんも次男を妊娠されていて、すっかり仲良くなった。

予定日が近かった事もあり、一緒にランチをするどころか一緒にマタニティスイミングに通っていた(笑)

産後もお互いの家に遊びに行ったり、一緒にベビーマッサージへ行ったり。

0歳児は数カ月の差が大きいので、1ヵ月差位で出産したMさんとはとても楽しく「産休・育休ライフ」を過ごしていた。

その後私は生後5ヵ月、Mさんは+1年で育休を終えて、徐々に会う回数が減りコロナがあり…と、「なんとなく会えない」日々が続き実に5年ぶりの再会を果たした。

明らかに違うあの頃と今


Mさんは、復帰をする時に自宅から見て駅とは反対方向の「第7希望」の保育園に当選(?)した。

私を含め2010年代は「保育園入れるのかしら?」「入れるだけマシ」という感じでとにかく必死だった。

Mさんの第7希望にもびっくりだけど、やはり長男と同い年のお子さんを持つ「タワマンエリア」に住むママは「第48希望まで書いたけどどこにも入れなかった」と話していた。

ところが…である。

今はもう「保育園入れなかった」なんて話は全く聞かない。
誰と話しても「今、入れるよね!」と言っている。

更にはあの頃、保育料はバカみたいに高かった。

長男を妊娠中に雑誌で「保育園の入園に有利になるよう、予定日より1ヵ月早く帝王切開をする妊婦さんがいる」という記事を読んだ事があり、とても驚いた。

Mさんと2人で
「あの頃、何であんなに必死になって働こうとしていたのか分からない。もっとゆっくりすれば良かった」と笑った。

あと4年でお別れするかもしれない


私とMさんが楽しく育休ライフを送っていた頃に「年長さん」だったMさんの長男さん。

お友達の影響で中学受験に興味を持ったそうだ。
志望校を決める時に、
「遠方へ通学する事になると早起きが必要になるから全寮制の学校を受けてみれば?」という発想になり、北海道にある全寮制の学校に見事合格をしたとの事。

4月から首都圏の自宅を離れて北海道へ。

私はそんなパターンがある事を1ミリも考えていなかった(笑)

正直首都圏に住んでいると「大学入学を機に1人暮らし」とか、そういう子もあまりお見掛けしない。

夫も私も結婚するまで一度も実家を出た事がなく生きてきた。

子供に対して何歳まで家にいて欲しいとか、何歳になったら出ていって欲しいという事を特に決めてもいない。

だけど「中1で遠く離れた土地へ巣立っていく」は想定外だった。

3人目どうですか?

改めて子供の側にいられる期間は本当にあっという間に終わるんだ…としみじみ感じた。

Mさんも私もまだ小2の息子がいるとは言え、きっとあっという間に巣立っていく。

・子育てはあっという間に終わる
・育休3年取りたかった(子供の側にいたい)
・今は保育園に入りやすい(子育て環境が改善されている)

そんな結論に至りお互いに「3人目どうですか?」という話題になった。

私とMさんは同い年なので
「あと10歳若ければ…」「体力が持たない」「間取りが足りない」なんて笑いながら、結論としては「難しい」という話になった。

だけど・・・・。

本当に、あと10歳若かったら(夫も)もう一人欲しかった。

そして、2020年代の子育ても経験してみたかった。


改革のスピードは決して速くないし、保育園に入りやすくなったのは少子化の結果でしかない。

だけど、あの当時より明らかに子育て環境は改善している。
これからも、オカシイ!と思う事には声をあげ続けていきたい。

〈あとがき〉
更に昔は「育休」なんて制度は存在しなかったんですよね。
そう思うと劇的な改善。
だけど、もし私が育休を創設した当時にワーママだったら「育休の充実」よりもデンマークの様に、家庭環境に関係なく全ての社会人の生産性が上がるような社会に変えた方が良かったのでは?と思ったりもします。

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