見出し画像

お日様の光は何て暖かいのだろう

元旦の朝。
前日の遅起きで眠い中、自宅マンションの屋上で「初日の出鑑賞会」を開催していたので、長男と参加した。

日の出ギリギリを待って屋上へ到着すると、沢山の人で埋め尽くされていた。

待つこと15分程。
やっと、お日様がジリジリと上がってきた。
雲がかかっていたので、「これはあまり綺麗に見えないな」と思ったけど、お日様の姿全部が見えるようになると、その眩しさと力強さを感じてやっぱり拝みたくなった。

我が家のリビングは東向きなので、毎日「日の出」が見られる。
でもわざわざバルコニーに出て見ない。
やっぱり家の中から見るのと、外で見るのは迫力が違う。

お日様はとても力強い。

反対方向には月と富士山が見えていた。
高い建物が多い地域に住んでいるので、普段は中々お目にかからない。
11月に御殿場市で見た富士山の迫力には遠く及ばないけれど、遠く離れた自宅からもこうして富士山が見える事は凄い事だ。

きっと、富士山を起点に更に遠く離れた色々な場所から見えるのだろう。
「大きい」って偉大。


その後、家族で私の実家の方へ出かけた。

実家へ行く前に、実家付近で一番大きな総合公園に寄った。
連休中にも関わらず、ここ数日は大掃除等で思いっきり外遊びができなかったので子供達も大喜びである。

風が強いので私は「日の当たる場所」にあるベンチに荷物を置いて、密かなマイブームであるドリブルの練習をしていた(笑)

近所の公園はマンションに囲まれているためか、音が響く様な気がしてソワソワしてしまう。
でも、今日は電線すらない物凄く広い公園で黙々と練習できる。

最初に練習を始めた時は、2~3回しかできなかったのに。
何とこの日は303回続けてドリブルができた。
2024年元旦に 個人的なギネス記録である(笑)

夫に「ドリブルなんて、手が疲れない限り永遠に続けられる」とバカにされたけど気にしない。

ずっと苦手だと思っていた事が、克服できたのだから。

母になって、とっても嬉しい事がある。
それは「公園での市民権」を得た事。
子供が生まれる前は、近所の公園すら足を踏み入れた事がなかった。
何となく「子供のいない大人」にとっては、お花見でもない限り公園に居場所がない気がしていたのだ。


子供が生まれて母になり、今では公園で思いっきり日向ぼっこができる。
芝生にレジャーシートを敷いて、子供とゴロンする(長男がよく言う言葉)のは最高に気持ちが良い。
寒い冬でも、お日様の光に照らされると体がポカポカしてくる。


実家に顔を出して一息ついてから、父と子供達2人と湘南平へ出かけた
湘南平は徒歩で登ると約1時間程で小学生にも上りやすい優しい山。
でも素晴らしい事に、何と頂上まで車でも行く事ができる。

70代の父の運転で頂上の1つ手前まで車で登り、最後5分程だけ山登りをした。

湘南平からは街の様子や海、江ノ島、富士山等色々な景色が楽しめる。
昔は沢山のアスレチックがあったが、今は何もなくなってしまった。
それでも、実家に帰ると定期的に景色を見にやってくる。

車で辿り着いた山頂の「ただのベンチ」で、こんな景色が見られるなんてとっても贅沢だ。

「何もない」山頂だけど、絶景と広場がある。
ここで凧揚げをしたり、紙飛行機を飛ばしたり、お散歩をした。
遊具がなくても楽しめる。


次男は近くで拾った大きな枝を持って「これで釣りしよう♪」と、海に向かって歩き出した。
勿論遠く離れた場所である。
最初は冗談かと思っていたけど、どんどん山頂から離れた整備されていない場所へ進んでいた。

マイ釣竿を離さない

何の柵もないギリギリの所を普通に歩く次男。
私は恐ろしくて生きた心地がしなかったのですぐに連れ戻した。

締めくくりは展望台。
ここでは360度色々な景色を楽しむ事ができる。
ここでも富士山に会えた。
早朝に見た姿よりも少し近づいた。

お日様の光や富士山は、遠く離れた我が家と実家のどちらも見守ってくれている。
大きいって偉大。
日の光って偉大。

この柵に↑

ゆっくり景色を楽しみたかったけど、この写真を撮っている時に気が付いたら次男が柵に登っていた。

一瞬で冷や汗。
ワンパクすぎて恐ろしい。

そんな母をよそに、次男はすました顔で1フロア降りてフォトスポットのベンチに寝そべってご満悦である。
すると、どこかのご家族が「ここで写真を撮ろう」とやってきた。

お構いなしでゴロゴロする次男にその場を離れるように促すと、「撮影したいご家族」はとてもノリの良い方だったようで「一緒に映る?」とニコニコ話しかけてくれた。

座りなおして、無言でピースを決める次男。

名前も知らないどこかのご家族の記念写真に堂々映り込み。
しかもセンターである。


70代の父が1人で長男と次男を連れてお出かけしてくれるような事を言っていたけれど、私も一緒に来て良かった。

お日様の光と絶景を楽しめた。
そして70代の父には手に負えない、むしろ私にも手に負えない我が子。
2024年、怪我なく無事に過ごせるように心から願った。


同じ日本の中には、元旦早々から大変な被害に遭われた方が沢山いる。
帰宅中の車の中でずっとニュースを聞いていた。
本当に、いつ何が起きるか分からない。

今日の日の出はバルコニーに出て見よう。
「これ以上被害が広がりませんように」と、願わずにはいられない。

今、大変な思いをされている方が一日の中で一瞬でも「日の光」のように穏やかな温かさを感じられる瞬間があれば良いなと心から思う。

全国どこにいても、みんな同じお日様を見ている。

どうか、一刻も早く事態が落ち着きますように。
今日も有難うございました。




この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

頂いたサポートは書籍や体験に使わせて頂き、またnoteでお返しいたします!