「夏休み」が近づくと無性にワクワクしてしまう。
「もうすぐ夏休みだ」
6月の下旬頃になると、書店には「夏の文庫本フェア」の特設コーナーが設置される。
母になる前。
私はこういう冊子を持ち帰って、気になる本にチェックを入れる作業が好きだった。
夏休みだから読める気がする。
時間がたっぷりある気がする。
でも、そんなワケない。
社会人にとって「夏休み」なんて全然ない。
なのに未だに夏が近づくと謎の幻想を抱いてしまう。
夏休みの特別感
夏休みが好きだ。
小学校から高校まで、ずーっと「学校が嫌い」な子供だった。
だから「学校へ行かなくて良い夏休み」が大好きだった。
1泊の家族旅行。
祖父母の家に1人で1週間位泊まる。
学校のプール開放。
後は家でダラダラ過ごす。
「特別な何か」があるワケじゃないけど、24時間好きなように自由に過ごせる事が好きだった。
高校卒業時、就職ではなく進学を選択した理由も、「夏休みがなくなる事が嫌」が70%位だったのでは?
それくらい、夏休みが好きだた。
社会人になって1年目の夏。
「今年からもう夏休みがない」という事実に心底ショックを受けた(笑)
それでもcancamに水着特集が登場したり、夏ぴあを買うと無性にワクワクした。
あちこち出かける計画を立てて。
夏の文庫フェアの本をチェックする。
いやいや、私の夏休みって土日+数日しかないじゃん!と毎回反省するのに(笑)
やる事は変われど、この夏が来る前は無性にワクワクするという習性は実は未だに変わっていない。
だから去年、張り切ってこんな記事も書いていた(笑)
こんな夏休みを過ごしたい
母になってもやっぱり夏休みはワクワクする。
もし私も子供と同じ様に、5週間程休みがあったらこんな風に過ごしたい。
子供と一緒に「電車旅」。
電車で少し遠出をして、行ってみたかった大きな図書館、博物館、科学館等を巡ってみる。
自宅のスクリーンで映画鑑賞。
キャラメルポップコーンを自分で作る(笑)
カルピスをいっぱい飲む(笑)
近所の屋内プールに行く。
朝起きてから「今日何しようか?」って話しているうちに、決まらず昼近くなって「あ~あ」ってガッカリする(笑)
「ゆびえのぐ」でお絵描きして遊ぶ。
大きなグラスを買ってきて、特大パフェを作る。←食べきれない。
アイスクリームを手作りする。
昼食を10回位作ってもらう←期待しすぎ(笑)
子供が友達と公園へ行ったら「ラッキー♪」って心の中で呟いて読書する。
汗だくで子供が帰宅したら速やかに冷たい麦茶を提供して「母親って感じ♪」って喜ぶ(笑)
土日に家族全員が休みだと、変に張り切ってお出かけしてしまう。
だけど、母子だけの平日はダラダラと気ままに家での時間を過ごしたい。
無駄で、生産性が低い時間。
でも、それって最高じゃない?
「夏休み」って感じじゃない?
育休はそもそも短かった(半年以内)
育休時代は、子供は赤ちゃんだったので「一緒に楽しめる事」が殆どなかった。
でも今なら、色んな事を一緒に楽しめる。
実際どうするか分からないけど、もしも子供が中学受験をする事になれば小学校高学年になる頃には夏期講習で忙しいかもしれない。
中学・高校ともなれば部活があったり、そもそも親と一緒に遊んでくれなくなるだろう。
って考えたら、今じゃない?
職場へ行けば「夏こそ頑張ろう!!」みたいな事を言ってる。
だけど。
申し訳ないが、今の私は優先順位そこじゃない。
仕事は、子供が中学生以降になってから倍返しで頑張れる。
でも、子供と一緒に過ごせる夏は残り何年もないかもしれない。
過去に紹介したこの本の中で、デンマークは7月は殆どの人が長期休みに入るので、街中のお店も殆ど休業してしまいとっても不便と書かれていた。
20代から60代位までの長い社会人人生。
「仕事」が常に優先順位の一番上なワケがない。
「正社員」という働き方のせいで、時間的な主導権を握られているけど。
それぞれの価値観という意味では、ずーっと一番上が仕事という人はどれほどいるだろうか?
少なくとも「今の私」にとっては、「夏休みの私」にとっては(笑)
仕事じゃない。
気が付けばあっという間に8月に突入してしまった。
今年はポツポツしか休暇予定を入れていない。
でも、可能な限り子供と一緒に「ダラダラした生産性の低い夏休み」を思いっきり楽しみたいと思う。
今日もありがとうございました!
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