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肌に影響を与える、外的要因と内的要因

肌に悪影響を与える原因は、内的要因と外的要因の2つ

外的要因は、空気の乾燥や紫外線などによる影響で、季節によっても左右されます。
また、必要な皮脂まで取り去ってしまう洗顔やクレンジングなど、間違ったスキンケア習慣も乾燥の原因に。

内的要因としては、睡眠不足や不規則な偏った食生活、喫煙、ストレス、加齢やホルモンバランスの乱れなどがあげられます。

これらさまざまな要因で、肌内部の水分・保湿成分が不足したり、肌表面の水分・皮脂の不足により肌のバリア機能が低下すると、肌は乾燥しやすくなってしまうのです。

外的要因

・季節や気候
季節の変わり目や暖房や冷房を使用した際の屋内外の気温差など、一日の中での激しい気温差は、肌にストレスがかかっています。
また、エアコンなどを使用すると空気が乾燥するので湿度の変化にも注意が必要となります。
特に、乾燥が気になる冬には、肌の保湿に必要であるバリア機能の低下につながります。

・紫外線
紫外線は夏や晴天の日だけではなく、冬や曇りの日でも降り注いでいるので、UV対策をしっかりとしましょう。
日やけは、やけどと同様で肌に与えるダメージが大きいので、注意する必要があります。

・摩擦
肌に摩擦を与えることも、肌の炎症やバリア機能低下につながります。よくあるのは手で触ったり、マスクなどによる摩擦です。
日常でこれらの摩擦を避けるのは不可能ですが、やり方次第で肌への影響は大きく異なります。

!手による摩擦の対策!
洗顔をする時には、必要以上にゴシゴシと擦って肌に負担をかけないようにたっぷりの泡を肌の上で転がすように優しく洗いましょう。化粧水を塗るときは、手で肌を擦って塗るのではなく、肌に優しく手を密着して浸透させるようにして保水しましょう。

内的要因

・血行不良
血液循環が滞ると新陳代謝が損なわれて、肌に必要な栄養が届かなくなり老廃物も溜まってしまうので、どんなに効果が期待されている成分が配合されているスキンケア商品を使用しても成分を浸透させることが出来なくなってしまいます。

・栄養バランス
肌のために必要な栄養素である、三大栄養素やビタミン類、食物繊維が不足しないように心がけることが大切です。
その中でも、ターンオーバーには欠かすことの出来ないビタミンB群は、肌にとって特に大切な栄養素と言えます。
また、糖質、脂質の摂り過ぎや、過度なダイエット、不規則な偏った食生活が肌荒れの原因になります。

・腸内環境の乱れ
腸内環境が乱れると悪玉菌が増え、発生する有害物質が腸壁から吸収されて体内に巡り、肌のバリア機能が低下します。
皮脂に混じって排出されるのですが、その量が多いと処理が追いつかなくなり肌荒れを引き起こすと言われています。

・睡眠不足
「美人は眠る間につくられる」といわれるように、美肌を育むためには、睡眠も大切な要素。眠り始めの約3時間のうちに、細胞の修復やたんぱく質の合成などを促す成長ホルモンが分泌されます。
この成長ホルモンの働きにより、私たちの肌は睡眠中に新陳代謝を活発に行い、肌ダメージを修復しているのです。
重要なことはターンオーバーのサイクルを乱さないために、十分な睡眠時間と質の良い睡眠を心がけることです。

・ストレス
ストレスを感じると体内に活性酸素が発生して、細胞を傷つけて肌の老化を加速させてしまいます。
また、ストレスが内分泌系に影響を与えることで、ホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンが大量に分泌されれば、皮脂の過剰な分泌につながり、ニキビや吹き出物、肌のテカリの原因になります。
その他、過度なストレスを受けると副交感神経よりも交感神経が優位になり血流が悪くなります。
血流が悪くなると肌のターンオーバーが遅れ、くすみや肌がごわつきやすくなります。

以上のように、肌に悪影響を与える要因はさまざまなので、ひとつひとつ適切に対処することが大切です。そして、年齢を重ねるごとに肌自体も変化していきます。