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菊地早秋
2022年3月14日 17:15
11年前の3月11日。20歳だった私は自宅にいた。地面全体がゆらゆらするような異常な揺れに驚いて、母と慌てて外へ出た。日本のどこかで大きな地震があったことはすぐに分かった。夕方から夜にかけては停電が起きて、テレビでは津波、火災、福島原発の映像が流されていた。あの日、たまたま自宅にいられたことが奇跡だと思った。というのは、本当は自宅にいる予定はなく、遠く離れた県にいるはずだったからだ。もしか
2022年3月1日 17:20
人は誰でも外見だけでは分からない「裏側」を持っていると思う。人の数だけ生き方があるのだから、当然その分の「裏側」が存在する。つまりここで言いたい裏とは、過去の経験や体験とも言えるだろう。現在私は、地方の田舎町で暮らしている。観光地でもないし、自治体の名前を出したところで恐らく分かる人は少ないと思う。分かりやすい特徴といえば、町は夕日が綺麗な湖畔沿いに位置しているということくらい。それもあっ