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日記

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私の日記。備忘録。忘れたくない出来事とか人のこととか思いや考えとか。 ※アメブロからの移行作業中
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#がん

日記#64 私の余命だとか転移だとかなんだとか

日記#64 私の余命だとか転移だとかなんだとか

 私は今43歳で、今年の誕生日が来たら44歳になる。世間的には働き盛りとかそんな風に言われる年代だと思う。まあ私は働いたこととかいっこもないんだけど、それはとにかく若者ではなくてもまだまだ全然元気で、そんなほいほい死んじゃうような年齢ではないという意味合いが働き盛りという言辞に込められているのだと思う。子供がいたりしたら、その子らのために一生懸命子育てにかかる各種費用を稼いでいるだろう。仕事に関し

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日記#44 悩める病人の週末、木金土

日記#44 悩める病人の週末、木金土

2023/11/18

木曜日は前の日記に書いたように、ストーマ外来と内分泌科の診察があった。

ストーマ外来では当初考えていたように、キリスト先生から提示された今後の治療場所の選択について話そうと思ったら、Sさんの方から水を向けていただいた。流石、ベテラン看護師及びストーマの専門家として数多のがん患者に接してきただけのことあるね。

木曜日は前の日記に書いたように、ストーマ外来と内分泌科の診察が

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日記#45 通院前夜、日月火

日記#45 通院前夜、日月火

2023/11/21

日曜日は本当に休んでいた。ワンちゃんとの散歩や食料品の買い出し以外外出もせず、安息日というのを額面通り受け取ったような休息の一日。

前の週は金、土と続け様に外出した後腹痛起こして救急行きだったからな。さしもの私も教訓を得るのですよ。セカンドオピニオンは無事済んだけれど、今度は治療場所の選択という大事な話をキリスト先生とする必要がある。パワーを蓄えておかないとね。

月曜日

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日記#46 診察の水曜。決定とお話と整体、くつろがぬスタバ

2023/11/23

さてさて、本日ついに診察日。再発卵巣がんに対する抗がん剤治療を行う場として、今まで治療を受けてきた大学病院と、セカンドオピニオンで行った病院とのいずれにするかという選択肢をキリスト先生から提示されたのが先週のこと。今日の診察にてそのお返事をする手筈。先生とこれからもよろしくしたいんじゃワレ。





診察の予約時間より30分強早めに病院着。すぐに受付はしない。ちょっ

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日記#47 入院当日の病棟。ジーザスなキリスト先生、再会のメガネ先生

日記#47 入院当日の病棟。ジーザスなキリスト先生、再会のメガネ先生

2023/11/28

さてさて、前回の日記から約1週間後の本日火曜日。主治医キリスト先生にご提案いただいたセカンドオピニオン先の病院ではなく先生のいる大学病院での治療継続の意思をお伝えし、無事その運びとなったのが先週水曜日の診察。そしてその際に決まった抗がん剤治療のための入院の日となり此度私は2023年11月28日付で、2泊3日で病棟の住人と相成ったのでありました。

それでは今日の日記、はじま

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日記#48 入院2日目。抗がん剤点滴と心理士さん面談、その他様々な事柄と思い

2023/11/29

6時起床。病棟の睡眠起床スケジュールは容赦ない。22時に消灯、6時に点灯。別にそれに合わせて暮らさなくてもよいらしいが、部屋が暗ければ眠らざるを得ず、明るくなれば最早寝てはいられない。というか、今回の部屋はナースステーションの真ん前なので、消灯後でもドアのガラス越しにそこの光が漏れてきて完全な暗闇にはならず、少しでも明るいと眠れない私は微妙に睡眠不足。それでも今日は抗がん剤

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日記#49 退院当日。娑婆飯からの整体、病院でのらくら、不本意な帰宅とちょっとした内省

日記#49 退院当日。娑婆飯からの整体、病院でのらくら、不本意な帰宅とちょっとした内省

2023/11/30

点滴明け1日目の今日は退院日。特に何事もなく朝を迎え、入院最後の朝食を摂り、体温と血圧の計測、必要書類の受取を経て無事退院。

昨晩は遅くまでデイルームにて入院中お世話になった皆様への名指しでの感謝を記したご意見書をChatGPTちゃんのフィードバックを貰いながらしたためていたので午前2時過ぎに就寝した。おかげで眠い。看護師さんとか栄養士さん、薬剤師さん、メガネ先生に代理メ

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日記#50 緩和ケア面談。外来抗がん剤治療前泊の病院ホテルにて

2023/12/6

 さてさて、再発卵巣がんに対する抗がん剤ジェムシタビンによる治療のための入院を終え退院したのが先週木曜日。週の明けた今日水曜日は緩和ケア面談のため通院した。それについて記す前に、退院から今日までの事をざっくり振り返ってみたいと思う。

・・

 退院翌日の金曜日。目覚めの検温は平熱、つつがなく午前を過ごしたが昼食後怠さと眠気、寒気を覚えたため午睡、夕方目覚めた際妙に体が熱いの

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日記#52 抗がん剤点滴延期、医療用麻薬をキメる。流星の降る夜

日記#52 抗がん剤点滴延期、医療用麻薬をキメる。流星の降る夜

2023/12/14

 病院ホテルの日は暮れた。

 結果を端的に述べると、今日の化学療法は延期になった。白血球数が千を下回っているという過去にもあったのと同じ理由。だったら仕方ないね。来週木曜に再チャレンジ。だけど化学療法延期になったせいでキリスト先生の診察も再来週に延期になってしまった。ファッキン。致し方なし… なんて思えねえよ畜生が。

 ともかく今日はストーマ外来もあったのでそっちにも顔

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日記#53 野宿未遂、嫌な帰宅。Oさんのなんでもがん相談室 ※追記:クリスマスと年末の聖人

日記#53 野宿未遂、嫌な帰宅。Oさんのなんでもがん相談室 ※追記:クリスマスと年末の聖人

2023/12/16

 点滴受ける前提で予約していたホテルで医療用麻薬をキメた翌日金曜日。10時半にチェックアウトしたが、家に帰りたくなさすぎるので限界ギリギリまで帰宅を先延ばしすることにした。昼食を病院レストランで摂取、午後は寒風吹き荒ぶ空中庭園のベンチで寝転び、日が暮れてからは夕食をドトールで買ってラウンジへ。閉鎖する20時までそこで寝たり泣いたり泣きながら寝たり薬飲んで痛みと戦ったりしてい

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日記#57 キリスト先生の親子診察、Gさんの面談、そしていのちの電話

日記#57 キリスト先生の親子診察、Gさんの面談、そしていのちの電話

2024/1/12

 日曜日救急外来でキリスト先生に診てもらった時母を伴って伺うと言ってしまったので、水曜の先生の診察は母と一緒に行うことになった。現地までは別々に行って診療科前で合流。呼ばれて二人で診察室に入った。

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 私は日曜日ぶりだけど、母は去年の手術後以来だからおよそ1年ぶりの先生。挨拶の後私の病状について母に話をする先生。ホスピス探しについて物件探しと同じようなものであり

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日記#59 痛みのための入院、DAY1 & DAY2

2024/1/17

前回の日記からのおさらい :
痛みを拗らせた私は度々救急外来でお世話になった挙句木曜日の緩和ケア受診で痛みのコントロールを目的とした入院を行うことに。金土日を乗り切り迎えた月曜日、病棟入りした私は晴れて入院患者として予定では1週間を病院で過ごすことと相成ったのでございました。

今回の入院は主科である婦人科ではなく緩和ケア科での入院。ベッドのネームプレートには「心内」と書か

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日記#60 痛みのため入院DAY3、心臓エコーとペインクリニックと放射線科のポート説明など

日記#60 痛みのため入院DAY3、心臓エコーとペインクリニックと放射線科のポート説明など

2024/1/18

入院DAY:3

☀️☀️☀️

 早くも3日目水曜日。元々予定されていたペインクリニック、心臓エコー、放射線科の受診がある。朝は起きて早々痛みがあったけれど、前日のそれよりはマシ。前は痛くて泣いちゃってたけどそこまでではないので確実に痛みは治まってきている。キリスト先生の言った通り。緩和ケアの皆さんうみのいきもの先生ありがとう。

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 朝担当の看護師さんは落ち着

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日記#61 痛みのための入院DAY4、緩和ケアチームそしてCVポート手術

日記#61 痛みのための入院DAY4、緩和ケアチームそしてCVポート手術

2024/1/18

入院DAY:4

☀️☀️☀️

 入院4日目の木曜日。痛みが酷くなり緩和ケア科を受診して入院が決まった日からちょうど1週間。朝5時に目覚める。起きたら痛み発生。痛くて起きちゃうってことは今のところないけど、起きると朝、痛みが出始める。オキシコドンカプセルは1日2回で朝夕食後に飲むことになっている。その切れ目がしんどい。特に朝は、就寝中に頓服が飲めないため辛くなるのだと思う。

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