日記#46 診察の水曜。決定とお話と整体、くつろがぬスタバ

2023/11/23

さてさて、本日ついに診察日。再発卵巣がんに対する抗がん剤治療を行う場として、今まで治療を受けてきた大学病院と、セカンドオピニオンで行った病院とのいずれにするかという選択肢をキリスト先生から提示されたのが先週のこと。今日の診察にてそのお返事をする手筈。先生とこれからもよろしくしたいんじゃワレ。




診察の予約時間より30分強早めに病院着。すぐに受付はしない。ちょっと休憩とかして心の準備もしたいから。先生は大体いつも予約時間よりも早く呼んでくださるからね。ラウンジでのらくらして時間を稼ぐ。予約時間の15分前にようやく受付。そこから5分ほどで呼び出しベルが鳴った(受付時に配られる端末で診察や会計の呼び出しがされる超便利システム搭載病院なのです)。

診察室の前で無闇にドキドキしつつ、私の前に呼ばれている患者さん2名の診察終了を座して待った。そしてベルが鳴り診察室へ入室。先生とご挨拶。今日の先生はいつもの青い医療着ではなく赤紫の医療着姿。髪の毛もちょっとしっとりしてボリュームダウン。美容室行かれました?

それはともかく診察開始。まず痛みについて尋ねられ、薬によって十分にコントロールされていることをお伝えする。それから治療場所の選択についてどのようにするか尋ねられた。私の希望としては引き続きこちらでの治療を望んでいる、とお伝えした。

先生は私の決定に対して特に否定も肯定もなさらず、じゃあまた一緒に頑張っていきましょう、ということを仰ってくださった。良かった。それから今後の治療についての具体的なお話をお聞きした。


先日も伺っていた通り、初回は入院での投与となる。直近で入院可能である来週に早速の入院治療をお願いした。また、先生の依頼で看護師さんが私の腕を確かめたところ、度重なる点滴で大分血管が細くなってしまっているようだ。以前も先生がちらっと仰っていたCVポートの説明をしていただき、今回はポートを作っての抗がん剤治療を行うことをお伝えされた。

ご説明によれば、ポートがあれば点滴でも輸血でも百発百中らしい。またしても肉体改造だけど、抗がん剤が漏れたらそれはもう恐ろしいことになるみたいだしその方がいいね。ポートについての説明パンフをいただき、ご挨拶をして診察室を後にした。

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すごい緊張したけど、此度のミッションコンプリート。今後とも先生と一緒の治療が続けられる運びとなって何より。ほんとうは先生を信頼していることを合わせてお伝えしたかったけれど、なんとなく憚られてしまった。心理士さんには自分の思いを結構ぺらぺらお話しているんだけど、ご本人にお伝えするとなると難しい。でも出来れば生きてる最中に信頼や感謝の念を先生ご本人にお伝えしておきたいと思う。自分内新ミッションスタート。

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次にペインクリニックで精神科の先生の診察。前回薬のことだけでなく話も聞くよって仰ってくださったけど、今回は眠れてるかどうかだけじゃなく気持ちの状態について色々尋ねてくださった。よかった。薬に関係することだけ取り出してお話するのがかなりストレスになっていたから、もうそんな風にしなくても良くなって安心だ。治療場所を引き続きこの病院にすると決めたことに関連して、キリスト先生が抗がん剤治療をする中での精神的なダメージについて懸念しておられたことをお話したら、この病院も色んなスタッフが揃っているし、精神面でのサポートも決して劣ってはいないといったことをお伝えいただいた。何にせよ抗がん剤治療はこれからのことなので、その都度都度のサポートをしていただくということで今回の診察は終了した。また1ヶ月後によろしく先生。

昼食を挟んで午後から緩和ケア面談。心理士Gさんにも治療場所をこの病院に決めたことをお伝えし、それに関連してあれこれお話。そして昼食中ふと一人暮らしをすることを具体的に考え、行動してみようと思ったことをお伝えした。

ずっと家族がしんどいことはお話してきて、前にもそういう話は出たことがあるけれど、具体的にそうするための行動をしたことはなかった。自分にそんなことができるという自信が十分になかったからだ。だけどCTの件で先生への信頼がはっきり固まったり、お腹痛くなって救急行った時に病院が自分にとって世界一安心できる場所だってことを再認識したり、そういう周りの人や世界に対する信頼感ができてきたことで、自分の生きる世界の足場が固まってきた感じがして、それに伴い自信がついてきたようなのだ。先日久々に病院ホテルに泊まって、その時改めて家を離れた方が安心して自分らしく過ごせると感じたこともある。

Gさんはそれについて、良いと思うと仰ってくださった。特に、そうしなければならないとかではなく食事中に自然にふと思ったということが。
病状やこれからの治療に際しての体調不良を考えると1人になるのは不安材料もあるけれど、私にとって家がとにかくしんどい場所でしかないのはもう確実だ。そこに苦痛があるのなら、そしてそれを解決したいなら、具体的な行動あるのみだ。取り敢えずそれを来年の目標にしてみてもよいかも知れない。そうした話をして、今回の緩和ケア面談は終了した。いつもありがとうGさん、今後ともどうぞよろしく。


薬局に行って庭園でちょっとのらくらした後、予約していた整体へ向かった。当初のコースは前回で終了したけど、なんかスタンプたまってクーポン使える感じだし、治療が始まったらなかなか来づらくなるだろうしその前に一度Fさんにお会いしておきたくもあったので、30分のコースでお願いした。

前回コースが終了してFさんは帰り際にまた様子をお伝えしに来てくださったら安心です、と長めの別れの予感を漂わせつつ送り出してくださったけれど、よもやその1週間後に予約を入れてくるとは思わなかったらしく私の名前を見ておっ!と思われたらしい(ここではネット予約ができる。今回はそのようにした)。いつものように雑談しつつの施術。なんかほんと肩が凝るのでそれをお伝えしたところ、そのための施術を色々とやっていただいた。来週は入院あるし、その後も抗がん剤の副作用でしんどくなると思ったので、予約はまたこちらから都合の良い時にということで終了。今日もまた整ったぜ。





その後はスタバで夕食。ゆっくり寛ぎたかったけれど結構混んでた上に左右を騒々しい大学生グループ及びカップルに挟まれ落ち着かなかったしなんだかすごい眠たかったので帰宅。母に入院書類の記載を要求し、ワンちゃんと遊びつつ洗濯物の仕上がりを待って就寝した。

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今はド深夜というか早朝というか、午前3時過ぎ。中途覚醒して書きかけだった水曜日の日記を書いている。とにかく来週入院して抗がん剤点滴開始。数日でも家を離れられるのでそこでゆっくりしようと思う。先生とも病棟でお会いできると思うしそれも楽しみ。ワクワクの入院生活を味わってきますよ。

さてさて、二度寝したいしこの日記もここで終了。読んだくれたあなた、どうもありがとう。治療の場は落ち着くところに落ち着きましたよ。あなたも何かしら重大な選択を迫られることがあると思いますが、納得できる道を選ばれるまたは選ばれたことを願っております。おのおのがそれぞれに大変な人生ですけど、よかったらまた気が向いた時にこの日記読みにきてくださいね。

それではまた、別の日記で。

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