選択の多い世界の中での幸せ。

生きているとたくさんの選択を迫られることがある。

小さいところで言うと今日のご飯はなにを食べるのかとか、今日の服装は何をしようとか、日常でもたくさんの選択をしている。

人生にフォーカスすると結婚や職業の選択世の中にはたくさんの選択をしている。

結婚であれば恋愛や付き合っていく中でこの人と結婚して人生の伴侶として選ぶのかという選択をする。


ただ現代社会に生きている人は人生の選択肢が増えた気がする。

結婚に当てはめると、昔は恋人選びもなく、お見合いや政略結婚などで結婚は自分で選択するというより他の人に決められた選択肢の中から決めるのが一般的でした。

結婚の選択肢は自分が決めるのではなく親や周りの人が予め選択肢を用意してその人の意見に関係なく決まってしまう事が多かったのです。


現代は恋愛はもちろん自由ですしお見合いや政略結婚などは限りなく少なくなっています。

SNSやマッチングアプリなどを使えば一日に何千何百もの異性の容姿やステータスが確認でき、それを見て連絡を取ったり、気が合えばであったりすることができて選択肢は昔では考えられないほど多くなっています。


また、選択肢を選定する情報も多くあり、インターネットで結婚と調べれば恋愛の指南や他人の結婚の基準などたくさんの情報を得ることが出来るようになりました。

昔は親や自分の知り合えるコミュニティー内の情報の中で自分の選択の選定をしていましたが現代社会に生きる私たちは選択肢が多くて、選択肢を正確に選ぶ情報も豊富な時代に住んでいます。


選択の多さは本当に人間を幸せにしたでしょうか。


多くの選択肢は同時に他人との大きな比較を生みました。

今はネットを検索すれば自分の年収の何倍も稼いでいる人が自分がどうやって稼いだのか教えてえてくれていたり、普通に暮らしていたら会えなかったような有名人の生活が動画で世界中どこでも見れるようになったり、自分よりすごい人の成功例をたくさん知ることが出来るようになりました。

それを見て成功の法則を知れてうれしいと思う人もいれば、世界には自分の才能よりすごい人がいて自分はもっと頑張らないければならないと思う人もいると思います。

昔であれば知らずに満足していた自分の能力も世界のもっとすごい人を知ってしまったときその自分の能力は満足のいくものではなくなってしまうかもしれません。

また、成功例はいい側面しか見せないことが多いので、失敗の側面や必要な経験が不足していて成功例の人生の欠陥部分をみつけられないかもしれません。

選択肢が増えることが同時に人の満足度や幸せには直結していないのです。


では、現代社会に生きる私達はどうすればいいのか私の意見は

自分の幸せにフォーカスして基準を決めることです。

例えば仕事に関しては世の中の情報にはキャリアアップや、年収のいいところ、やりがい、人生をささげるなど様々な情報がありますが、私の場合人生の幸せポイントは人とのつながりなので、残業や休日出勤などを使ってお金を稼ぐことは好きではありません。また、給料がいいからと言って、仲のいい人達がいる場所から離れて仕事をする事に魅力を感じません。


それは聞く人からすると甘えや、キャリアアップにならないなど様々な意見があると思いますが自分の人生なので好きにします。


また、残業をしないからと言って残った仕事をしないわけではなく定時以内に仕事を終わるように業務を改善したり、自分のキャパ以上の仕事は会社へ意見を述べたり、自分の居たい場所に居れる為に転職やそのための勉強、スキルアップなどの努力は怠らないようにしています。


このように自分の幸せにフォーカスして人生の選択を決める、そしてその基準のために情報を集めて自分の答えに近づくのはいかがでしょうか。

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