🍚ごはんよ、ありがとうね。

こんばんは。

30歳を超えたあたりに、モチベーションも活力もみるみる低下し、自身の生きる力が消えかけの灯火のように落ちていった。

今まで恋愛とか自分の人生を置き去りにして、仕事をしていて、ゆるめてゆるめていってようやく自分の歩幅で歩いている様に思います。

趣味の時間をもって、仕事があるから後回しにせずに色んなものに触れて自分の感覚を大事にして、散歩したり美術館にいってみたりドライブしたりしていると、いつの間にかせかせか焦って早歩きな自分がいなくなった。

仕事、パートナー、自分の時間があってようやく前に進むということ。

立ち止まってもがいていた時間は動き出すように毎日が新鮮で暖かい。

順番が逆だったんだなぁ。私って頑張ってたんだなぁと気づきました。

そんな過去の自分は、自分のこと責めてた。
こんなんじゃだめだ、私ってなんでこんなに何もできないんだろうって思うほどできなくて心にブレーキがかかって前に進めないじゃない。

こんがらがった糸が緩まったのは、諦めたとき。
もぉいっか。頑張ったんだもん。こんなにがんばったんだから休もうよ。

人生長いんだから、ゆっくり過ごしたい時もあるし、自分を優先にしてからまた頑張れる時が来たらいいな。って思ってやっと肩の力が心が解けた。

親が働け働けと言う。正社員でなければだめ。休んではならない。なんであんたはできないんや。もっと頑張りなさい。子供の時から厳しい親は習い事はお金がかかるから、あんたは金のかからない人間になりなさい。言うことがめちゃくちゃで無知な自分はできないよ。助けてよって言えなくて何一つ対抗できなかった。しんどいから病院に行きたいといっても病院にいったらあかん。そういう人達とレッテル貼られるからあんたはがんばりなさい。子供の時の記憶は親に怒られてる記憶しかない。光熱が出たときも家に一人でごはんも作れなくて食べれなくて気絶して眠ることがほとんどだった。

学校での宿題なんかみてくれもしなくて、何も教えてくれなかった親の全部自分でしなさい。が一番手こずっていた。

学校ではいじめにあってたから、外でも身内にも拠り所がなくていつも一人だった。
よく生きてたな私。
何の修行してたんだか。

社会人になって、働いて自分の働いた貯金で勉強したり、資格を沢山取得して少しずつ恐怖とか不安感が安心に繋がった。

もちろん、自炊もする。

幼少期できなかった料理は家庭科で習ったものを家で練習して作ったり、家にあった料理の本を読み込んで何度も失敗しながら作っていた。

散りばめられた物を組み立てるように毎日が生きるか死ぬかみたいで生きづらかったけど、社会人になって一人暮らしで美味しい温かいごはんに泣けた。物凄く悔しくて泣ける日もご飯が食べれるだけ有り難いと思ったのです。

フレンチで住み込みで働いていた時も、生活が苦しい分食事を削っていたのですが、シェフがご飯と焼魚を仕事終わりに差し出してくれた時、思わず大泣きしました。わかってるから、頑張りなさい。と、一言言っていつもの厳しいシェフに変わった時に皆それぞれ色んなもの抱えてるんだ。大人にならなきゃって考え直しました。

ホントに不器用で失敗ばかりの自分ですが、これからもよろしくね☺

ちなみに、パートナーとは喧嘩はしませんでした。
少し話し合って今の所、私達のペースでゆっくり過ごしていきます。