みそたま

結婚6年目アラサー主婦。子供を持つ道を歩むのか、夫婦2人の道を歩むのか。 その過程を綴…

みそたま

結婚6年目アラサー主婦。子供を持つ道を歩むのか、夫婦2人の道を歩むのか。 その過程を綴った人生の備忘録です。

最近の記事

ブラウン管の中で動く命

前回のnoteから1ヶ月。遂に妊娠11週4日まできた。 4月から数週間続いた出血も今は落ち着き、今度は出血が再開しないかの恐怖に囚われている。人間、不安はつきものだから、仕方のないことと思う。 前回のエコーで、初めて「人間」を見た。 それまで豆粒のように小さかった、ブラウン管テレビに映し出された”砂嵐”のような映像でしかなかったものに、人間が映り、動いていた。 「手足を動かしてるね、可愛い」と看護師さんに言われて、お腹の子は実在するんだ…!と思った。いや、妊娠してるんだ

    • トンネルの出口、その先

      治療再開から1ヶ月が経った。 結論話すと、3回目の移植にして、初めて妊娠をした。 移植後からほぼ無症状に近かったため、判定日前のメンタルはズタボロ。 9割9部9厘、諦めの気持ちでクリニックへと向かった。 陽性判定を受けた時は、もちろん嬉しかった。 けれどそれ以上に、とてつもない不安が襲いかかってきた。 あれだけ待ち望んでいた、長い長いトンネルの出口。 過去の自分がそう思っていたこの場所は出口ではなく、「切れ目」だった。 新たな、長い長いトンネルをその先に見てしまった。

      • 治療再開

        気づけば最後の更新から3ヶ月。 おやすみ周期という名の自己流タイミング周期を終えた。 前回のnoteを更新して以降、漢方の服用を始めた。 「不妊漢方」を謳っているお店でカウンセリングを受け、 婦宝当帰膠や健脾散エキスなど、 血流改善や胃を元気にする漢方を中心に選んでもらった。 いつも内膜が薄いという事を相談して選んでもらったのだけれど、 いかんせんおやすみ周期なので内膜厚は不明。 効いているのか半信半疑で飲み続け、 2ヶ月目になる頃から別の漢方へと切り替えた。 それが合

        • 揺らぐ決意

          先日1周期お休みをすると決めたものの、 やはり年内に移植をして白黒はっきりさせてしまいたいという思いが勝り、移植③に進むことに。 D2のホルモン値は良好で、期待したものの… D13での内膜厚は5.5mm。 結局、薄すぎて移植が中止に。 (ああ、結局重い腰を上げて病院へ通ってもこの仕打ちかぁ) クリニックからの帰り道、フードとマスクで顔を隠し、泣きながら帰った。 雪国の冬。重装備でも誰にも怪しまれない。 思い切り顔を隠して、号泣した。 体外受精の移植周期、ホルモン治療

        ブラウン管の中で動く命

          ちょっと休憩

          不妊治療を始めて約半年。 先日の記事にも書いた通り、2回目の移植は化学流産という結果に終わった。 すぐに3回目の移植に入ろうか、すごくすごく迷ったけれど、結局1周期お休みを挟み不育症の検査だけ行うことにした。 血液を5本も取り、帰りはフラフラ笑 1週間後に返ってきた結果は、全て問題なし。 うーん、、 現状、いわゆる原因不明不妊というやつで 自然妊娠が不可能と言われたわけではない。 生理が予定通り来てくれれば、12月末に移植③は可能。が、しかし あーーー疲れたー!!

          ちょっと休憩

          3歩進んで2歩下がる【化学流産】

          前回から日が空いたけれど、10月頭に移植②をしてきた。 BT0から本当に何の症状もなくて、諦めていて。 前回同様BT7〜鮮血もあったりして、またか、うまくいかないな。 消えたいなぁなんてよく考えていた。 今通っているクリニックの判定日はBT14ととても長い。 期待できる症状が皆無の者にとっては、まさに地獄の日々。 これ以上辛いことあるか?なんて思っていたら。あった。 まずはその出来事の前に、判定日について書きたい。 通うクリニックでは尿検査で判定なのだが、もう本当に虚

          3歩進んで2歩下がる【化学流産】

          今年は厄年ですか?

          自分の年齢は、厄年にはあたらない。 でも、2023年は年明けからあまりにも運が悪すぎる。 誰も見てないようなnoteだけど、だからこそ、ここに吐き出そうと思う。 まず年明け。夫に内示があった。直後、仕事終わりの私に電話があった。 「4月から⚪︎⚪︎に異動が決まった、ごめん」 「ごめん」 その言葉が後ろにくっついていることからお察しの通り、 その時住んでいた東京から数百キロ離れた土地に異動が決まった。 (ちなみに左遷ではない。夫の名誉のために一応書いておく) ちょう

          今年は厄年ですか?

          目の前が真っ赤になった朝

          前回から3ヶ月ほど間が空いてしまったものの、私は元気に過ごしている。 いや、正確にいえば、つい最近「元どおり元気」になった。 最後に記事を更新した6月から、採卵を経て、移植までなんとか漕ぎ着けた。 長いようで、短かった。やっとここまで来れたと安堵した。 でも 1回目の結果は陰性。そう上手く事は運ばないよね・・・と思いつつ 2回目の移植に向けて歩み始めた。 そんな中、事件が起きた。 子宮内膜が元々厚くなりにくい私は、移植周期がスタートすると同時に 慣れない運動を始めた。

          目の前が真っ赤になった朝

          愛おしいと思う気持ちは

          こんにちは。みそたまです。 一つ前の記事にも書いた通り、先月から本格的に不妊治療を始めました。 体外受精へのステップアップです。 11周期とはいえ、自己流で妊活を進めてきたものの、一回もかすりもしなかったことを考えると、年齢的にも早めの決断がいいだろうと、夫婦で話し合って治療を始めることに決めました。 1年前の自分からしたらとんでもないことです。 だって、「母親になって後悔してる」という本を図書館でリクエストしてまで借りていたのですから笑 そんな私がどうしてこの段階ま

          愛おしいと思う気持ちは

          率直に言って後悔している

          こんにちは。みそたまです。 妊活を始めて10周期が経ちました。今月も、撃沈です。 突然ですが、私は自分の気持ちの変化を知れたという意味で、このnoteを書き始めてとても良かったと思っています。 始めた頃、今から約1年前の自分は、子供が欲しいかどうか迷っていました。いや、どちらかと言うといらない寄りだった。 だいぶ前の記事にも書きましたが、同じような考えの人(DINKsのご夫婦やチャイルドフリーの思想を持っている方など)はいないかな?とTwitterアカウントを開設し、

          率直に言って後悔している

          変化したこと

          おはようございます。みそたまです。 前回の記事から3ヶ月が経過。結論からお伝えすると、まだ妊娠はしていません。 周りの仲良い子たちはもうほとんど子持ちなので、遊ぶ友達は必然的に子無しの子達ばかりになりました。 第一子の出産ラッシュも落ち着きつつある今子無しの友人から、 子供についてどう考えてる?とか、周りが出産ラッシュで焦っている等の話題を出されるようになりました。 (今までそんな話題一回も出なかったのに!) 私は元々、「しばらく子供は欲しくない」と周りに公言していたの

          変化したこと

          1人の人間でいたい

          妊活を初めて半年。未だ私たち夫婦の元にお子はやって来ません。 アラサーと表現して来ましたが、実は今年で30歳という節目の年を迎える私。 周りの友達は出産ラッシュ。第二子、三子の報告も増えました。 元々すごく子供が欲しいと思っていたわけではないけれど、半年チャレンジしても授かれない今、若干の焦りが生まれている自分自身に驚いています。 夫婦共に病院で一通りの検査をしましたが、共に異常なし。このまま一年以上授かれなければ、いわゆる原因不明不妊という枠に当てはまるのかもしれません

          1人の人間でいたい

          授かる、ということ

          避妊をやめて3ヶ月が経ちました。未だ妊娠せず。 元々婦人科系の機能が弱いというのもあり、すぐにはできないだろうなあと 思ってはいたものの、すごい勇気を出してチャレンジを始めたので、 毎月生理がくるとなんだかんだ落ちこむ自分がいます。 夫は、ゆる〜くやっていこう。と言ってくれるのが救いです。 なんだか不思議な気持ちです。 あれだけ子供を持つことに抵抗があったのに、 いざなかなかできないとなると、こうも落ち込むものなのか、と。 ただ、そうは言えどもまだまだ妊娠が怖

          授かる、ということ

          女であることが怖い時

          ふとした時、自分が女であることがたまらなく怖くなる時がある。 例えば、いつか妊娠し、このお腹が膨らむことを想像すると、 たまらなく怖いし、逃げ出したくなる気持ちになる。 世の中の妊婦さんを見ても気持ち悪いとか怖いとか、そんな感情一切抱かないのに、自分の体の変化を想像すると、たまらなく怖い。 小学校中学年のとある日、私はスカートを履かなくなった。 それまでは髪を結んだり、スカートやワンピースを着てそれなりにおしゃれを楽しんでいたのに。 何がきっかけかはもう覚えていな

          女であることが怖い時

          「その日」が来るのが怖くて

          こんにちは。みそたまです。 前々回の記事にも書いた、避妊をやめたというお話。 少し生々しい話になるので苦手な方は回れ右で回避願います。 ・ ・ ・ ・ 結婚して3年以上、ピル×ゴムの合わせ技で避妊をしてきた私達。 いざ妊活を始めよう!と思ったはいいものの、タイミングを取るその日が来るのが怖くて、怖くて怖くて怖くてたまらず。本当にいい?いいよね?とお互いに確認し合う毎日(笑) 結局私が怖さに勝てず、とりあえず最初は妊娠しにくい日に敢えてチャレンジしてみようということ

          「その日」が来るのが怖くて

          夫との話し合い

          こんにちは。みそたまです。 これまで自分が子供を持つことについてどう思っているかを書いてきましたが、今回は夫の考えも含めたお話しです。 結婚した当初、今思えば夫は「3人くらいいたら楽しそうだよね〜」 なんて言っていました。それに対して私は、 そうなんだ〜と流していましたが笑 まだ20代前半だったこともあり、真剣には考えておらず、 まだ2人きりの生活を楽しみたいな。と思っていました。 それから結婚式を終え、いつでも子供ができても大丈夫という「環境」になりました。が、精神面

          夫との話し合い