朝日がまぶしくて”ほぼ日記
「もう彼から離れたい」
そうメッセージが来てすぐ、わたしは友人の元へ車を走らせた。
その日の夜はなんだか静かで、月のひかりが漏れて「もう10月もおわりだ。」と告げているようだった。
翌朝、「彼と話してくる」と友人は部屋を出た。わたしは友人を「ちゃんと伝えておいで」と送り出して、夜電話できなかった恋人に電話をしたけれど、出てくれなかった。
友人が友人の恋人に向ける愛は本当に深くて、そんな友人に愛されているその恋人が、何故か羨ましかった。わたしもそんな風に愛されたかった。わたし