見出し画像

ひきこもり、時々金木犀

お元気ですか。
体調を崩されていませんか。

私だけの感覚かもしれないが
この時期になると、音に敏感になる気がする。
静かな田舎なのに遠くから人が生きてる音が聞こえてくる。
夏や春の季節には無いような、音。

その音が聞こえた時、いつも以上に寂しくなってしまう。

電車の音、車やバイクの走る音。
パトカーのサイレンや救急車のサイレン。
鳥のさえずり、虫の鳴き声。

と、同時に、金木犀や銀木犀の澄んだ香り。

毎年感じる「秋」なのに途端に
寂しくなってしまって、
まるでひとりぼっちになってしまった様で。
だれかに、ぎゅっと抱きしめて欲しくなる。
22歳の大人だ。抱きしめて欲しいなんて恥ずかしくて言えない。
けれど、やっぱり抱きしめて欲しくて、あたためてほしくて。

光に照らされるコスモス


寂しいとかいう、不安な気持ちを持つようになったのはいつからだろうか。

親友に相談すると、
「することが無いからじゃない。」と。
確かに、仕事に没頭できていた頃は今よりは寂しいと思わなかった。
やはり忙しくしていればいいのか。
思考回路が頭をめぐって考える間に日は落ちていく。
薄暗くなって、肌寒くなって、寂しくなる。

「忙しくする」ことが簡単のようで難しいと思うようになったのは双極性障害になってからだろう。
働きづらく、生きづらく、身体が思うように動かない。
なにかと言われれば傷つき、部屋の片付けや料理も出来なくて嫌になってしまう。
こうなるともう思考は止まらない。

たすけて、というたった四文字が声にならないで溶けては消えていく。

そんな日が過ぎてく日常で、何をしたらいいのだろう。

愛されたいと思って生きていくのは
私には辛すぎてしまう。
とにかく苦しくて、寂しくて、
だけど生きることを何度も選んでしまう。

きっとそんな日常がどこが、愛おしいのかもしれない。

暗くて切ないけど明日も明後日もきっとそうなのだろうなと、秋への祝福と少しの希望を乗せて。

読んでくださりありがとうございます。
あなたが素敵な時間を過ごせますように。

レース

画面の向こう側のあなたへ愛をこめて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?