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朝日がまぶしくて”ほぼ日記
「もう彼から離れたい」
そうメッセージが来てすぐ、わたしは友人の元へ車を走らせた。
その日の夜はなんだか静かで、月のひかりが漏れて「もう10月もおわりだ。」と告げているようだった。
翌朝、「彼と話してくる」と友人は部屋を出た。わたしは友人を「ちゃんと伝えておいで」と送り出して、夜電話できなかった恋人に電話をしたけれど、出てくれなかった。
友人が友人の恋人に向ける愛は本当に深くて、そんな友人に愛されているその恋人が、何故か羨ましかった。わたしもそんな風に愛されたかった。わたしはいまの恋人から愛されているのかもしれないけれど、その愛情を上手く感じ取ることが出来なくて、つらい。
考えてみれば、わたしは人一倍愛情を感じ取る事が出来ないのかもしれない。愛されてるな、とは思うけれどそれも一瞬。劣等感に押しつぶされそうになる。だから、ずっと愛を注いでもらわないと怖くて。子どものころから両親に相談することがなかった。学生ならではの嫌がらせで辛くても親に話すことだけはできなかった。将来の夢さえも。愛情を感じづらいのも、この事が原因の一つなのかなとも思う。
わたしの”愛されたい”は今日も泡になって溶けていく。
もういっその事、誰かのせいにしたい
でもそんなこと出来ないから、わたしのせい。
今日もねむたいななんて思いながら布団に沈んでく。もう溺れてしまおうか。
あさの眩しいひかりに負けてしまいそうだから
窓に背を向けて、布団に溺れてもうひと眠りでもしよう
画面の向こうのあなたへ
読んでくれてありがとうございます。
今日一日あなたに、幸せが降り注ぎますように。
愛をこめて。
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