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あれから10年です、先生。
・
「私は貴方たちの事を思い出にはしません。
なぜなら思い出にするということは
忘れる、ということだからです。」
中学一年の時、
当時担任だった先生が転勤することなり
最後に私たちに向けてそう告げました。
普通、逆じゃないか。
どういう意図で言ったのか。
幼かった私は、その言葉の意味がよく分からないまま二年生に。
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あれから約10年が経ち、
やっとその言葉の意味を理解しました。
忘れる、思い出す。
私達はその過程を何度も繰り返します。
忘れるから思い出す。
思い出してまた忘れる。
なんだ、単純なことだったんだ。
今になって言葉の意味を理解し、
先生が心から私達のことを思っていた事を
23歳を目前に、実感しました。
国語の先生だったからなぁ。
先生はきっと、日本の美しい言葉で
私たちに、忘れないよ、と
伝え、言っていたんだろう。
その言葉の意味、重み、
先生、私、やっとわかりました。
そう思った、少し肌寒くなった秋のはじまりです。
また、いつか逢えるだろうか
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