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学ぶ 真似る

小学生の頃から
私の居場所は図書館と
図書室、そして本屋さん。

母は私の成長を嫌がり、
高学年になっても
母親の後ろに隠れる様な
1人で何も出来ない子で・・
と風潮した。

姉は自立心の強い子で、
何でも1人でやりたがる
頭の良い子だった。
三歳の歯科検診に、
1人で行くと言い張り
健康保険証を渡すように
親に交渉したという。

自宅から数分とは言え、
歯科医院に三歳児が現れ
3歳の検診に来ました!
と言ったので、驚き
歯医者さんから
連絡が来たそうです。

母親としては
せめて妹の私には普通
子供らしい子供で
聞き分けの良い、
何でも親の言う事を聞く
理想の子に育つ様に
願ったのだと思う。

親から学べるものは、
ない。あるとしたら
反面教師だけと思い

それなら
何を手本に生きていけば
良いのか?どうすれば
ちゃんと生きられるか?
そのヒントが欲しくて

中学生になると
教育・子育ての本、心理学
医療系の専門書、
常識を学ぶための実用書
などを読み漁った。

1つテーマを決めて
5冊借りて帰る。
そこで気付いたのは、
同じテーマでも
著者によって、
真逆の考え、意見があり
正解はないのだと・・。
何を取り入れるか、どの本の
意見を手本にするかは
読む人に委ねられている
という事だった。

色んな本を読んでも
いざ実践するのは難しく
相変わらず、ひたすら
我慢する、NOの言えない
受け入れるだけの日々だった。

ただただ
普通」になりたいと、
それだけに気を取られて
勉強が、そっちのけだった。

本から知識を得ようとする
情熱と同じ位、もっと
勉強に力を入れていたら
また違う生き方があったかな?
と少し後悔もある。

でも、時間がたっぷりある
子供時代に、たくさんの本を
読んで良かったと思う。

ネットで本を買ってしまうと
偏った好みになりませんか?
本屋に足を運び、探検すると
思いもよらない出会いがあり
新しい世界が広がる事がある。
そのチャンスを知らない
今の時代は、残念だな。


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