見出し画像

【読書】1月に読んだ本(3冊)

1月は体調不良になったこなどから根本的に生活習慣の見直しを図った。今月は「眠り」と「運動」と「タイムマネジメント」に関する本を3冊手にとった。読んだものは『SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術』『一流の頭脳』『エッセンシャル思考』。体調不良になった際、下の記事で少しだけ本の紹介をした。

3冊ともノウハウが書かれている本なので、非常に情報量が多い。
根拠を示す研究の紹介とか、脳の部位の説明とかあったけど、私はその分野の研究をしたいわけではないので、今回は本の内容をまとめたり、詳しく感想を書くことはやめておく(怠惰)。その代わりに、本から得た教訓と、私が生活に取り入れようと決めた具体的なアクションを列挙していくことにしたい。

『SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術』

とりあえず、睡眠は大事だという本。多角的に睡眠についてアプローチされていて、最初から最後まで読めば、いかに睡眠が重要か叩き込まれる。私は夜ふかし体質で、油断すると睡眠時間が短くなってしまうのだが、一読すると、いい感じで洗脳されて丁度よくなった。大切なのは、「身体をしっかり休めた方が、パフォーマンスが上がる」という認識を持つことだろう。

2章 睡眠ホルモンを自らつくりだす 
 ▶朝起きたらすぐ日光を浴びる
 ▶夜に浴びる光の量を減らす(スマホ・PC)

11章 熟睡したいなら運動するしかない
 ▶午前中に運動するのがベスト
 ▶運動する仲間をつくる

18章 早起きで脳の働きを最大化する
 ▶翌朝の楽しみをつくる
 ▶ベッドから飛び起きる
 ▶朝起きたらすぐ水を飲む
 
19章 マッサージは睡眠に効く
 ▶
寝る前にマッサージをする
 ▶月に1度お店でマッサージを受ける


『一流の頭脳』

ランニングをした後、異様にフットワークが軽くなり、行動力が上がる。面倒くさいと思って避けていたものに手をつけられるようになる。身体に溜まっていたモヤモヤが晴れていくような気分。これを科学的に解説し、運動と脳のメカニズムに解説したのがこちらの本。長らく運動をサボっていた私をランニングへ駆り立ててくれた一冊だ。

第4章 「やる気」の最新科学 
 ▶定期的な運動は抗うつ剤に匹敵する効果がある
 ▶運動はセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンを増やす
 ▶「ランナーズハイ」は合法的に「違法レベル」になれる

第5章 「記憶力」を極限まで高める
 ▶運動は短期記憶と長期記憶が共に改善
 ▶運動は加齢による海馬の萎縮にスットプをかけるどころか成長させる
 ▶走りすぎると忘れっぽくなる(30分程度がよい)

第6章 頭のなかから「アイディア」を取り出す
 ▶新しいアイディアをひらめく力は身体を動かすことで強くなる
 ▶創造性を上げるには20〜30分のランニングが効果的
 ▶運動はアイディアの数を増やしアイディアを活かす力も高まる


『エッセンシャル思考』

「より少なく、しかしより良く」というのがエッセンシャル思考のコンセプト。というか、エッセンシャル思考という生き方の本。単に「思考の断捨離しましょ〜」とか「ミニマリストになりましょ〜」という本ではない。ライフハックや思考法というよりは、もとの原題が「Essentialism」「本質主義」という哲学的な用語なので、思想とか生き方といっ方が適切かもしれない。

無駄な選択肢を捨てて、大切なことに集中する。エッセンシャル思考の人は、たっぷりと時間をかけて選択肢を見くらべ、意見を聞き、話し合い、熟考するのだと書かれていた。大量のどうでもいいことのなかから、少数の本質的なことを見極めている。

本の中で印象的な例があったので紹介したい。オーストラリアの看護師が、死を迎える患者たちが最後に後悔していることを記録し続けた。その結果、最も多かった答えが、「他人の期待に合わせるのではなく、自分に正直に生きる勇気が欲しかった」だったそうだ。

自分に正直に生きるというのは、単にわがままに生きることではない。不要なことを的確に見定め、排除していくことだ。そのためには、無意味な雑用を断るだけでなく、魅力的なチャンスを切り捨てることも必要になる。
ーグレッグ・マキューン『 エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』 

以下、気になった箇所のメモ。

第3章 ノイズ ― 大多数のものは無価値である
 ▶努力の量と成果の量が比例するという考えを捨てる
 ▶大多数のものごとが不要だと考える
 ▶たっぷりと時間をかけて選択肢を検討する

第4章 トレードオフ ― 何かを選ぶことは何かを捨てること
 ▶何かにYESと言うことは、その他すべてにNOと言うことと心得る
 ▶何をとり、何を捨てるか?/何に全力を注ぐ?

第5章 孤独 ― 考えるためのスペースをつくる
 ▶忙しい日常から離れ、自分だけでいられる時間を確保
 ▶本を読む時間をつくる

第9章 選抜 ― もっとも厳しい基準で決める
 ▶「絶対にイエスと言い切れないなら、それはすなわちノーである」
 ▶選択の基準を決めておく
 ▶基準を満たし、これしかない、と思うものを選ぶ

第15章 バッファ ― 最悪の事態を想定する
 ▶最悪の事態を想定する
 ▶見積りは1.5倍で考える
 ▶徹底的に準備する

第19章 集中 ―「今、何が重要か」を考える
 ▶集中の対象をひとつに決める
 ▶目の前の問題を考える/今を楽しむ
 ▶マインドフルネスを身につける



この記事が参加している募集

読書感想文

読んでくださりありがとうございました。頂いたサポートは、一円も無駄にせず使わせていただきます。