劇団サインカーブ
劇団サインカーブで制作したラジオドラマ台本です。他の作品も見てもらえると嬉しいです!
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SE 蝉の声(ミンミンゼミの鳴き声) 陽介(以外、A)「ハア、ハア。何もこんな坂の上に作んなくてもいいのにな…ええと、手前から三列目って言ってたかな。ああ、マキと…
A「世の中の人間は2種類に分けられると思うんだよね」 B「…どうしたの?いきなり」 A「いやさ、この前大学の帰りにGU行くって言ったら、服選んであげるって言われたから…
SE 革靴の足音 部下(以下、B)「あのー、部長。なにか御用ですか?」 部長(以下、A)「いやッ、用ってほどでもないんだけど」 B「いいですって、そういうの。何の仕事で…
SE 話し声+鈴の音+拍手+賽銭 山下(B)「珍しいな。初詣みたいな行事に誘ってくれるなんて」 高坂(A)「この正月休みは実家帰らない、って言ってたから、誘おうかな……
模試の帰り道、あの子が駅前のイルミネーションを見て肩を落としていた。彼女とはエアロスミスの話をするぐらい、否、エアロスミスの話しかできないとりとめのない関係で…
2024年3月18日 23:38
SE 蝉の声(ミンミンゼミの鳴き声)陽介(以外、A)「ハア、ハア。何もこんな坂の上に作んなくてもいいのにな…ええと、手前から三列目って言ってたかな。ああ、マキとリョウジはちゃんと月命日に来てるのか。サトル、ごめんな。平日時間取れなくてさ。こんな俺でもちゃんと係長してるんだぜ。中間管理職だよ。また、予定が合ったらお祝いしようって言ってくれてたのに…」SE 足音司(以外、B)「なんだ、陽介
2024年3月7日 17:23
A「世の中の人間は2種類に分けられると思うんだよね」B「…どうしたの?いきなり」A「いやさ、この前大学の帰りにGU行くって言ったら、服選んであげるって言われたからその友だちといったのよ」B「うん」A「色々服を当ててさ、似合うか確認してくれてたんだけどさ、結果いい買い物はできたんだよ。でも、そいつがちゃんと畳まずに戻していくわけ」B「あー、まあいるよね、そういう人ね」A「いや、別にいいん
2024年2月24日 20:43
SE 革靴の足音部下(以下、B)「あのー、部長。なにか御用ですか?」部長(以下、A)「いやッ、用ってほどでもないんだけど」B「いいですって、そういうの。何の仕事ですか?」A「今やってくれてる企画のほう、順調に進んでる?」B「はい、課題もまだあるんですけど、でもまあなんとかなると思います」A「あー、ソッ。ならいいんだけどさ。(早口)本当に無理だったら断って欲しいんだけど」B「なんですか
2024年2月5日 16:20
SE 話し声+鈴の音+拍手+賽銭山下(B)「珍しいな。初詣みたいな行事に誘ってくれるなんて」高坂(A)「この正月休みは実家帰らない、って言ってたから、誘おうかな…って」B「顔は見せたほうがいいとは思うんだけどさ、なんかねクドクド言われるのもあれだしと思って。高坂は帰んないの?」A「明日とかに顔出そうとは思ってるんだけど」B「高坂ぐらい実績あったら、別に何も言われることないでしょ」A「ま
2023年9月22日 20:02
模試の帰り道、あの子が駅前のイルミネーションを見て肩を落としていた。彼女とはエアロスミスの話をするぐらい、否、エアロスミスの話しかできないとりとめのない関係である。気まずいわけでは無いが、この状況には二の足を踏んでしまう。いつも通っている道だというのに。 そもそもイルミネーションというものが苦手だ。きれいなのは分かるが、なぜあんなに群がるのかは意味がわからない。聞くところによると、女性は染色