「待ち合わせなんです」
彼女はキールを頼んだあと、白ワインとカシスをステアしていた私にそういった。
「バーで待ち合わせして、一杯飲んだあとその人と一緒にお食事に行くんです」
「お相手の方を待たなくても大丈夫ですか?」
「少し遅れるって、だから飲んでて言われたんです」
ルビー色のキールを差し出すと彼女はすぐに一口飲んでこう言った。
「マスター、私その人のことが好きなんです」
「それはすばらし
~ラジオドラマプロジェクトを終えて~
生きる力とは、
明日を生きる意味を感じること。
生きたいと思う理由ではないかと思います。
生きる意味を感じるのは、
居場所・役割・他者との繋がりが
自覚できる状態ではないでしょうか。
居場所と役割を見定めるには、
自己と対話しながら
客観的に自己を見つめる作業を経て
ある程度自分にどんな特性があり、
何を喜び何を嫌い、何を求めているか
を把握することが
0 はじめに
こんにちは、夢水です。
さて、今回の記事が、とうとう「言葉で尋ねる『音ちゃん』の世界」の最終号となりました。約1ヶ月にわたって連載してきたこの記事ですが、今回は前回に引き続き、映像やリモート合唱のことに触れながら、最後の記事とさせていただこうと思います。
今回お話を伺ったのは、映像編集と『命の音色』のリモート合唱編集をメインに携わっていただき、エキストラとしても出演していただいた、
0はじめに
こんにちは、夢水です。
すっかりお久しぶりの更新になってしまいましたが、今回も、前回までと引き続き、「言葉で訪ねる『音ちゃん』の世界」ということで、1ヶ月あまり前に公開されたラジオドラマ、『音ちゃん』の製作に携わった方々にお話しを伺っていきます。
前回までは、音楽のお話やシナリオのお話が中心となりましたが、今回からは、ラジオドラマの製作でもう一つの重要な柱となったイラストや映像に関す