思い出したのは、母の「朝だよ起きて」の声だった。
「With a simple smile. A gentle touch, you gave us everything〜〜♪」
RAMが歌うRAMeliaから私の朝は始まる。
am5:00.
いつもより少し早く目覚ましをかけた私は、まだはっきりしない意識の中でいつものようにアラームの’’stop’’に指を突撃させ、RAMの綺麗な歌声をぶった斬る。
ぼんやりと「こんな時間に起きるのは久しぶりだな〜」と思いながら、肌寒くなった朝の空気に耐えきれず布団の中でぬくぬくしてい