10分で簡単!現代の台所にフィットする“ちょこっとジャム“
八百屋さんで、少し傷んだ果物を買ってくると
母はよくジャムを作ってくれました。
果物の下処理をして、鍋にどっさり詰め込むと
お砂糖を袋ごと豪快に振りかけます。
子どもたちは、(待ってました!)と
言わんばかりに集合して、つまみ食い大会がスタート。
シャリ ジュワ おいしい!
お砂糖の甘さと果物のフレッシュな酸味。
どんな高級スイーツにも引けを取らない美味しさです。
果物の水分で砂糖がじんわり溶けてくると
いよいよ火をつけて煮込みはじめます。
ぐつぐつ ぐつぐつ…
しっかり煮詰めてとろりとしたら、
こぼさないように慎重に、瓶に詰めていきます。
真っ白なカウンターには
果物の色素が溶けだした色鮮やかなジャムが
誇らしげに並びます。
* * *
わたしにとってのジャム作りは、
そんな子どもの頃の思い出からか、ちょっとしたイベントで、気合が必要なものでした。
でも、もっと軽やかにジャムが作れる大人になりたい!
そう思い、前に書いたプラムジャムに続き、
いただき物のブルーベリーでジャムを作ることにしました。
プラムジャムのお話はこちらからどうぞ↓
時間と手間をかけてたっぷり作るジャムもいい。
でも、“ちょこっとジャム“には、現代の台所に
フィットするいいことがたくさん!
■ちょこっとジャム おすすめポイント
・約10分でできて時短
(暑い時期はとくにうれしい)
・少量なので果物の下処理がラク
・すぐに食べきるので砂糖少なめでも大丈夫
(果物の風味を生かしたジャムに)
・糖度が低いのでヘルシー
・短時間加熱で果物の粒感が残ってる
(粒のあるジャムってリッチな気分♪)
そんないいことづくめの“ちょこっとジャム”。
さあ、気合をいれず、食器洗いのついでに
ブルーベリーを洗ってスタートです。
《ブルーベリージャムのレシピ》
1.ブルーベリー170gを鍋に入れ火にかけ
少し潰しながら果汁をだす
2.砂糖50gを加えてぐつぐつ
アクが出てきたらお玉でとり少しとろみが
出るまで10分ほど加熱
3.あればレモン汁を少し垂らして完成
レモンがなくてわざわざ買うのも面倒だったので
冷蔵庫にあったリンゴ酢を使いました。
もちろんなくても大丈夫です。
完成したジャムを瓶に詰めると
短時間で完成したとは思えない風格。
水分がないと焦げるのでは?
と、あせってつぶし過ぎたので、皮の色素が
あふれでて黒に近い青紫色になってしまいました…
勢いあまって7割ほどつぶしちゃいましたが、
3割程度でよかったかもしれませんね。
旦那さんは、こんなに簡単にできるとは知らず
ジャムを見ていたく感激していました。
ジャムを作るとなぜかちょっと家族からの
評価が上がります。
手の込んだ料理を作っても上がらないのに…。
ジャムの力は不思議ですね。
* * *
定番の朝食がちょっと特別になる。
朝がくるのが待ち遠しくなる。
そんな“ちょこっとジャム” を始めませんか?