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秋の夜長のお月見さんぽ 《月に願いを》

仕事帰り、自転車を走らせていると、
草むらから鈴虫の合唱が響きます。


リンリン リンリンリン


ひんやりとした秋風が肌をなでます。

サラサラ サラサラサラ


窓の灯りが幻想的な、電車が通り過ぎていきます。


ガタンゴトン ガタンゴトン



暗闇が世界を覆ってしまう夜は、
五感が敏感に働き、心もちょっと繊細に。


このわくわくするような、くすぐったいような
秋の夜ならではの感覚を、通勤という日常に
閉じ込めておくのはもったいない。


そうだ、もうすぐ十五夜だ。
秋の夜を感じながらお月見を楽しもう。


離れて暮らす親や友人と集まってお月見の宴が
できたら楽しいだろうけど、今は難しい。

残念だけど、仕方ない。


だから、今年ならではのお月見を考えました。



それが、

家族でゆったりお月見さんぽ


近くの公園まで行こうかな。


コンビニに寄り道して秋のスイーツ買って、
公園でお月見しながら食べようかな。


考えているだけで楽しくなってきました。


できないことを数えるより、
いま、できることを工夫しながら楽しめばいい。



先の見えない時代だからこそ

いまを、楽しもう。

もっと、もっと。



どんなときも、時代の変化に順応しながら
楽しみを見出して愉快にすごせますように。


そうお月さまにお願いしてみよう。

きっと、目には見えない遥か遠くの
流れ星も手伝って、願いを叶えてくれるよね。


秋の夜は、なぜかちょっと寂しくて、
どこか幻想的で、きっとみんなに優しい。


* * *


こちらのお話は、「お月見コンテスト」に
応募しようと思って書いたのですが…

仕事に追われ日にちの感覚がおかしくなっていて
気づいたら締切りをすぎてしまっていました。

悲しい。



でも、お月見さんぽを楽しんでいただけたら
と思い、公開させてもらいました!


今年の中秋の名月は9月21日です。

どうか、晴れてお月見ができますように。

↑ 9月21日(火)note placeで「お月見会」が
あるそうなので、ご興味がある方は要チェック。

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