見出し画像

我慢する人たち

ここ最近は参院選もあり、政治的、選挙に関するツイートばかりを追っていました。

今回当選を果たした「れいわ新選組」の船後さん、木村さんが日本だけでなく、世界的にも注目されている一方で、お二人が抱える難病・障害に対する差別的発言や心無い発言も目立っているのが現状です。


さて、先日Twitterを見ていて、ふと目に止まったのがこのツイート…


幸い、私のパートナーはお酒が飲めず、毎日のように飲み歩いて帰ってくることもありませんが、我慢することばかりを強いられる社会…苦しくありませんか?


私自身、妊娠して約9ヶ月になりますが、その間に感じたのは「今まで普通にできていたことができない悔しさ」です。

例えば、走りたくても早歩き程度しかできない、電車や車での長時間の移動ができない、口にするものに気を付けなければならないなど、今まで何気なくしてきたことが自由にできなくなってしまいました。
日に日に大きくなるお腹を愛おしく感じつつも、思い通りになってくれない自分の身体を少し恨めしく感じることもありました。


しかし、今までのような自由が利かないとはいうものの、体調がよければ普段と同じように外出し、食事をして、語り合うことはできます。

迷惑になるだろうと部屋にこもりがちの時期もありましたが、分煙のお店だから、いろんな料理があるから…と誘ってもらい、ほんのわずかな時間でも交流会に同席して、人と交流できたときはとても楽しく、いい気晴らしになりました。

自身が妊娠しているからという理由で、パートナー(先のツイートのような方は論外として)にも行動を制限させ、全ての楽しみを我慢させることがいいことでしょうか?

妊娠していても、仕事の付き合いをつづけたい、飲み会に参加して交流を深めたいと望むことは「厚かましい」と言われることなのでしょうか?

「妊娠しているから」ということを理由に厄介者扱いをされたり、社会から孤立させられてしまうことの方が問題だと思います。


上のツイートは、私に対して発せられたとはいえ、こんな女性が友人、上司だったとしたら、とても悲しいだろうなぁと感じてしまいました。
(更にフェミニストを自称している方の発言だったのが非常に残念です。)


確かに、禁煙の店を選んだり、食べられるものに気を付けたりと周囲に気を遣わせてしまいますが、なにも妊婦だから「特別扱いしてくれ」と言っているのではなく、ほんの少し気を付けてくれればいいのです。

そういった面では、難病や障害を持つ方も、妊婦も似たような立場にいるのではないでしょうか?

できないこともあるけれど、何もできないわけではありません。
周りが配慮してくれることで、一人ひとりの可能性が広がります。


自分一人で成り立っている社会ではないからこそ「お互い様」の気持ちをもって他者に接すること、そんなに難しくはないはずです。

その意識があたり前の社会になれば、誰に対しても優しい社会になるのではないかと願っています。


#ニュースで語る #日記 #エッセイ #妊娠 #妊婦 #マタニティ #多様性 #日本社会 #政治 #参院選 #れいわ新選組




イチ日本語教師として、日本人と外国人とが笑顔で共生できる社会になるように noteやYouTubeを通して活動しています!