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読書の時間

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読書感想記録をまとめました。
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記事一覧

【読書の時間】対話で生まれる共存とは?

【読書の時間】対話で生まれる共存とは?

題名:菌の声を聴け
著者:渡邉格・麻里子

タルマーリーというお店を営んでいるご夫婦の話。
千葉県でのパン屋さんから始まり、今は鳥取県智頭町で、パン、ビール、カフェの3つの事業を柱に展開している。野生の菌だけで発酵させるという特徴的なお店と著者のクレイジーで豊かな物語である。

▶︎感想

もう少しこの世界に浸っていたい。
それほど面白く、あっという間に読み終えた。

なぜ面白かったのかと考えてみ

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【読書の時間】それ、ジブンゴト化できている?

【読書の時間】それ、ジブンゴト化できている?

題名:ひと目でわかる!見るだけ読書
著者:浅田すぐる

トヨタ自動車に勤務していた時に身につけた紙一枚という仕事術を応用して、
1枚ワークスというビジネスで社会人教育をライフワークとされている。
これまでに紙一枚をベースに、まとめる技術や考え抜く技術などの本を出されており、今回は読書がテーマになっています。

▶︎感想

ブックガイドということで出されていますが、これまでこの方の本を読んできたこと

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【読書の時間】それ多数決で決めてない?

【読書の時間】それ多数決で決めてない?

題名:子どもたちに民主主義を教えよう 対立から合意を導く力を育む
著者:工藤勇一/苫野一徳

横浜創英中学・高等学校校長である工藤ゆういちさんと哲学者の苫野一徳さんが対話形式で構成されている。

▶︎感想

自分は統一化、標準化を前提とした学校生活を送ってきたんだと改めて感じた。
まじめに言われたことをやりこなすことに必死だった自分に読ませてあげたい。親となった今、我が子に少しでも伝えれるものがあ

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【読書の時間】それってほんとに自分だけの答えなの?

【読書の時間】それってほんとに自分だけの答えなの?

題名:「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考
著者:末永 幸歩

▶︎この本を選んだ理由

ラジオで何人かの方がおすすめしているのを聞いて手にした一冊。

▶︎感想

この本のキーワードは、”アートとは”

▷アートとは?
その答えが書いてあるわけではない。

何がアートであり、何がアートでないか?

という問いが立てられて、正解のない自分だけの答えを考えさせられる。

▷自分だけの

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【読書の時間】それでも人生は続いていく

【読書の時間】それでも人生は続いていく

題名:OPTION B(オプションB)
著者:シェリル・サンドバーグ/アダム・グラント/櫻井 祐子

▶︎この本を選んだ理由

ラジオでおすすめしているのを聞いて手にした一冊です。

▶︎感想

この本のキーワードは、

”レジリエンス”

○レジリエンスとは?
逆境が襲いかかってきたときにどれだけ力強く、すばやく立ち直れるかを決める力であり、自分で鍛えることができる。

それは、めげない、へこた

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【読書の時間】対話の前にやることは?

【読書の時間】対話の前にやることは?

題名:聞く技術 聞いてもらう技術
著者:東畑 開人

▶︎この本を選んだ理由

会社でのコミュニケーションに悩んでいたときに知人に紹介してもらった一冊。

▶︎感想

「聞いてもらう技術」
あまり聴き慣れない言葉である。

この本のキーワードは、

”対話の前に”

話上手は聞き上手と言われように、話の聞き方系の情報はたくさんあるが、聞いてもらう技術というのはあまりみたことがない。

聞いてもらう

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【読書の時間】人を豊かにする経済とは?

【読書の時間】人を豊かにする経済とは?

題名:田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」
著者:渡邉格

▶︎この本を選んだ理由

会社でおすすめ本として紹介されていた一冊。
パン屋と経済どんな関係性で書かれているのかが気になって手にした。

▶︎感想

私にとっては、とても面白い本だった。
それは、私が今とても興味を持っている「発酵」の話が中心だったからだ。
読書はインプットをする場だと認識していた私にとって、
久々に読書が癒しの時間という感

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【読書の時間】これも”きっと小さなこと”って思えるか?

【読書の時間】これも”きっと小さなこと”って思えるか?

題名:小さいことにくよくよするな!
著者:リチャード・カールソン/小沢瑞

▶︎この本を選んだ理由

会社でおすすめ本として紹介されていた一冊。
タイトルがストレートでわかりやすく、共感できる部分があるのだろうかと気になり手にしました。

▶︎感想

100個の章で成り立っていて、ひとつひとつの章題がメッセージとなっている。
目次を見て気になる箇所を見るもよし、最初から順番に読んでいくもよし。一章

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【読書の時間】悲観だからこそ自由になれる?

【読書の時間】悲観だからこそ自由になれる?

題名:絶対悲観主義
著者:楠木 建

▶︎この本を選んだ理由

SNSでおすすめしているのを見てタイトルが気になり手にした一冊です。

▶︎感想

とても共感できる部分と
なるほどそういう考え方もあるのかという新しい発見があった。

この本のキーワードは、

”悲観主義”

この言葉はタイトルにもあるように、
どのように悲観主義を取り入れているかが書かれている。

物事は、うまくいかないもの。

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【読書の時間】本当の自分はいくつある?

【読書の時間】本当の自分はいくつある?

題名:私とは何かーー「個人」から「分人」へ
著者:平野 啓一郎

▶︎選書理由

SNSでおすすめしている人がいて、タイトルが印象的で手にした一冊です。

▶︎感想

これまで自分が感じていた違和感を言語化されていて、腑に落ちる箇所がいくつもあった。
この本を読んでそう感じた人は、たくさんいるのだろうとも思った。

つまりは、誰もが心の奥底で密かに感じていることを掘り起こし、言葉にした、そんな印象

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【読書の時間】オリジナルの人生を生きることとは?

【読書の時間】オリジナルの人生を生きることとは?

題名:自分の意見で生きていこう
著者:ちきりん

▶︎この本を選んだ理由

半年ほど前にも読んだ一冊。図書館で予約していたのが回ってきたので再度読み返しました。

▶︎感想

2度読むとまた新たな気づきが得られる。それが読書の醍醐味なのかと実感した。

この本のキーワードは、

”正解のない問題”

正解のない問題に正解を求めて、
自分探しの旅によくでていた。
新しい経験を得たり、新しい景色に感動

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【読書の時間】本音で話せているか?

【読書の時間】本音で話せているか?

題名:本音に気づく会話術
著者:西任暁子

▶︎この本を選んだ理由

私が受講していたマイラジオプログラムの講師である古賀静華さんのおすすめの一冊。是非読みたいと思って手にしました。

▶︎感想

この本のキーワードは、

”ニーズ”

この本では、ニーズとは「必要としていて大切なこと」と定義しています。

要はそれが本音だということ。

普段生活していく中で本音なんて言ったらきっと嫌われるし、人

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【読書の時間】自分にとってのすこやかとは?

【読書の時間】自分にとってのすこやかとは?

題名:すこやかなほうへ 今とこれからの暮らし方
著者:小川 奈緒

▶︎この本を選んだ理由

voicyでパーソナリティをやられている著者。他のパーソナリティが紹介しているのを聞いて気になって手にした一冊です。

▶︎感想

読んだ直後にまず思ったことは、こんな暮らし方もあるんだなということ。
そして、自分はこれからどうしていこうかなという問いが生まれたこと。

近郊の縁側がある和風の家、お家時間

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【読書の時間】最短で伝えるには、思考だけじゃない?

【読書の時間】最短で伝えるには、思考だけじゃない?

題名:「伝える前」が9割 言いたいことが最短で伝わる!「紙1枚」下書き術
著者:浅田 すぐる

▶︎この本を選んだ理由

「紙1枚」シリーズの新作。これまで何冊か読んでいますが、また違うアプローチで書かれているのかと気になり手にしました。

コミュニケーションで無理をしている人、なるべく短い言葉で伝えたい人におすすめです。

▶︎感想

伝わるには、やり方も大切だが相手の心を揺さぶることの方が重要

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