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無能なリーダーよりも「集団をダメにする」意外な原因

「成功パターン」より「失敗しないパターン」が肝要。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

「彼を知り己を知れば百戦殆からず」

負けさえしなければ、いずれ機会が巡ってきて勝ちを得られます。
勝つ事を意識すると油断や慢心や限界を誘発しやすくなってしまいます。

古今東西、絶頂を極めたかに思えた人物や勢力があっけなく崩壊した例は多々あり織田信長や始皇帝や項羽など、逆に負けない事を継続し続けた徳川家康や劉邦は長年の安泰を構築するに至りました。

注意点としましては、失敗を恐れて何事にも消極的になってしまう事も結果的に失敗を招きます。
致命的では無い失敗は経験となり糧となりますし、致命的であっても死にさえしなければより大きな経験や糧となります。

そういった機微は特に中国古典に要約され記されていますので、定期的に復読する事をお勧め致します。
復読はある程度の期間をおいてからで良く、個々の人生の節目で良いと思います。
僕が最初に中国古典に触れたのは20歳ちょいの頃ですが、最初に「孫子」を読んだ時の感想は「当たり前の事しか書いていない」と期待値を大きく下回る印象でした。
その後に大きく失敗したと思う体験があり、その後に中国古典を読み直して思った事は「当たり前と思う事を実行するのが難しく肝要なのだ」でした。
そして中国古典にも「非知之難、行之惟難」と「知る事は難しくはなく、それを行う事が難しい」と説かれています。

インフルエンサーなど様々な著名人が様々な本を出版していますが、精髄がとても薄いものしかありません。
一時的に浪費されるだけのものであり、現代の本で2000年も読み継がれるような本はありますでしょうか?
中国古典はなぜ2000年以上も読み継がれているのでしょうか?


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