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【蒸留日記vol.40】ラベンダーブルーマウンテンの蒸留!

こんちゃこんちゃ!
ラベンダーシーズンにガッツリと突入しているので、引き続きラベンダー蒸留回です!

というか、うちにある50品種ほどの中でも20品種くらいのラベンダー蒸留記事が連続すると思うので、読者の方々は覚悟しといてください。。。

さて本日!というか今日は花壇造成と植え替えにひたすら徹している1日だったので、実際の蒸留日は昨日のお話となります。

今年22年はやや早くに開花期が来たブルーマウンテン

次の蒸留にと選んだ品種は、最近になってニュージーランド品種だと判明した薄色コモンラベンダーのひとつ、ブルーマウンテン(L.angustifolia 'Blue Mountain')!!

未開花の状態では花穂は白っぽい水色をしているんですが、花びらが開くと一気に鮮やかな紫色のじゅうたんに一変するので2面性がおもしろい品種ですbb
なのでこのブルーマウンテンが紫に染まると開花期到来のいい合図となります!

蒸留とは関係ないんすけど、品種同士の見比べで昨年記事を書きました。
はなもいわに似てるよね!と比較対象に上げたのがブルーマウンテンでした。
北海道品種の2号はなもいわはやや赤っぽく、対してNZ品種のブルーマウンテンは青っぽい紫色をしているのがわかります。

●ラベンダーブルーマウンテンのご紹介!

がく(ポプリ)は白っぽく、花びらは鮮やかな紫色でやや大柄の花穂を立ち上げる

ブルーマウンテン(L.angustifolia 'Blue Mountain')はニュージーランドで作出、というよりセントラルオタゴという街でこの名前がつけられ育てられていたようです。
どこからやってきて植えられた、までは情報追跡できなかったようです。
(The genus Lavandula より内容抜粋)

モンシロチョウが留まるブルーマウンテンの花穂

導入意図としては、このブルーマウンテンの商品説明に「コモンラベンダーの中で最も濃い色の花を咲かせる」という解説表記が。
どれどれ北海道自慢の3号濃紫ラベンダーとどっちが濃色なのかな?と比べる目的で植えてみたのがきっかけでした。

結果的に薄色ラベンダーだったので、本州の品種の中では花びらの色が濃い部類だったのでしょう。

まぁ結果的にNZ品種だということがわかったので、同じくNZのピンク品種であるココナッツアイスと仲良く植えてあげることにします。

●収穫タイミングは昼以降とした!

2時間ほどで収穫が完了した。丁寧に摘んだ。

この時間設定に収穫→蒸留としたのも、明確な意図がありました!

実は気温の一番高いタイミングで収穫蒸留することによってとある成分を明確に排除することができるというエビデンスデータを実証?応用するためですね。

しっかしこの画像でわかるように、5株植えて3年後の収穫量が25Lバケツを満杯にするには少なすぎたという。。。

コントラストの差が激しいブルーマウンテンの花穂

まぁ裏というか下から見上げるとポプリが真っ白いのでドライフラワーにするとあまり見栄えのないものになるので、オイルにするっきゃないかなぁ〜と。

わりと大柄に育つっぽい品種なので、ちゃんとした用土で育ててあげるとバイオマス量稼げるのかなーと思ってます。

●ブルーマウンテンを蒸留してみる!

計量器をちゃんと使った!バケツ重量は抜いてあります

ちゃんと計量器を使ってラベンダーの素材重量を量ることができました!
今回の収穫量は[ 827グラム ]だそうです。

苦しくも5株3年目から得られた素材重量は1キロに及ばず。。。
しかしオイルの抽出量から歩留まりが求められますね。

まず先に花だけを詰める

蒸留器に充填する際もちょいと工夫しました。
まず直に熱い蒸気が直接当たる釜下層に花穂を切り落として敷き詰めます。
水蒸気がしっかり線毛組織を破って余さず精油分を抜き出してもらえるようにですね。

次に残りの葉っぱと茎を詰める

で上層は茎と葉っぱを敷き詰める形になります。

(この辺で疲れからか文章考えるのがめんどくさくなってくる)

●蒸留結果は…!?

蒸留時間はラベンダーにしてはやや長めの1時間半。
前回の2年目ロイヤルパープルよりはやや多く抽出できているようです!

ブルーマウンテン精油

5mL保存ビンの約半分ほどまで溜まったので、ざっと抽出量は2.5mLというところでしょうか!

さぁ、、、素材重量827グラムを2.5で%に戻してみると。。。


0.03% ,,,

少なすぎやしないか? To be continued…

【前回ロイヤルパープルの蒸留】

【Amazonトップシェアのドライラベンダーを蒸留してみた回】


若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。