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中国産輸入ラベンダーを食してみた。

大量生産大国、中国で作られたラベンダーは
はたして日本育ちラベンダーといかに違いがあるのか⁉️
を検証してみようという、頭のおかしい企画でお届けしたい今回の記事!

Q.なんでいっつもいっつもエフゲニーマエダって人は"まず食ってみる"って発想になるんだ? と…
大学の先輩が戦犯です。これは述べておきます(笑)

ようは某大手通販サイトとかで買えてしまう、格安中国産ラベンダーの品質・実用やいかに?といった内容。
そもそも『中国』『ラベンダー』ってまったく脈絡ないよね〜とかイメージない!ってのが印象だと思います。

まぁエフゲニーマエダおなじみとなってしまったラベンダーミルクにして味わってみる・官能評価していきたいと思います。


大陸パワーといいますか、台湾の乾物商店街でみかけたラベンダーポプリ(上記画像⤴︎)なのですが、その量と価格帯に驚かされました。
向こう中国文化圏はお茶大国でもあるので、紅茶のブレンドとしてラベンダーが売られているんですね。

これまた量がすごい。⤴︎⤴︎
これだけの量を供出できる中国はフランスに次いでラベンダー大国なんじゃない!?と思えてしまうほど。
台湾で暮らしていても恐らくラベンダーに困ることは無いんだろうと思った2019年1月の台湾旅でもありました。

で!

コチラ⤴︎⤴︎が今回入手したAOazonベストプライスのラベンダー

見た目たっぷり、容量わんさか!
香りもしっかりラベンダーの爽やかさが際立つ品質!

もう読めばわかる、商品説明文がコテコテの翻訳日本語で、いかにも中国から送られてくるんだな〜とわかるラベンダーポプリ。
届いた瞬間から中国郵政の包装バッグを劈いて香るラベンダーの香りが凄かった…!
郵便局の人もこれがなんなのか一発で分かっただろうなぁ。

バックショットはこんな感じ。
れっきとした英語圏ラベンダー産地で作られたモノに見えるかと思いきや、生産地(Prpduction Place)はバッチシ中国
説明文にも「中国産やで!」としか書かれていない。ここまで中国要素しかないのならば中国大陸の中国国内で育ったラベンダーなんだなと認めてあげてもいいかと思います。根拠は十分でしょう。
(商品コンセプトとしては海外向け商品なんでしょうな)

しかし、、、

しかし品種名表記(Lavandula ooo "ooo")が無いのがおもしろいところ。
植物系の研究をやっていた私にとって学名表記は基本のキなのですが、ここを欠いているボタニカル小売業者は多いのですな。

ここ最近だと日本国内のラベンダー市場ではようやく"イングリッシュラベンダー""ラバンジンラベンダー"かの表記分けされるくらいにはなりました。
いわゆるコモン系統(L.angustifolia)とラバンジン系統(L.x intermedia)ですな。
人によってはラバンジン・グロッソまでしっかり書いてくださる良心的な販売者の方もいらっしゃり、理想はこのラインだと思ってたりします。

エフゲニーマエダ的にはここを刺激された。知りたい…っ!

中身の品質基準は、、、?

ざっくりと中身はこんな感じ。けっこう細かい葉っぱが多いんですよ。
たぶんポプリサイズのスリット(網)で漉してたりするんだろうなぁ〜とは想像がつきますね。
そしてラベンダーの葉っぱではない葉っぱ片も含まれてるので、別の植物を仕分けした同じ機械・設備でやっているんだろうなぁーと察しがつく…

これが2020年中国産の品質ですな。

参考がてらですが、手作業で仕分けている田舎少年の品質とは大違いッ
ゆくゆく北海道ブランドを掲げるならばとの心意気でむちゃくちゃポプリ以外のゴミを取り払ってラベンダー捌いてるエフゲニーマエダ、、、

っていうことでさらに中国産ラベンダーもコーヒーピッキング的なことを施しておきましたとさ!

比較してみるとこんな感じ!
隣どうしで並べてみると、けっこう色やポプリの形に差があることがわかりますよね。
中国産はより青っぽい。そして細長い。

日本国内で似た品種を探すとしたら、葉っぱにスースーする香りがしないことからラバンジンでは無いのを考慮すると、北海道の4号オカムラサキに近い系統なのかな〜と思う。見た目では!

3号濃紫ラベンダーは北海道にて色の濃い園芸品種として主流となっている品種ですが、、、あくまで園芸品種(笑)

実用性は、、、あれっ!?

中国産ラベンダー、なんと色が出ない。
それに対して「こんなもんですけど?」と抜群に色を出す北海道育ちの濃紫ラベンダー。
これで色出しという部分において実用性の有無が明白になりましたね。

中国産ラベンダーは色が出ない!

実際に味わってみる、、、

色が出ないんだったらもう香りか味しか活路は無いよねと思う中国産ラベンダー。
エフゲニーマエダ流に一番官能しやすいと思うラベンダーミルクにして味わってみたいと思います。

真っ白い純粋な牛乳に漉してみると若干色がつく。。。
そ、そりゃラベンダーですものね!笑

さてと肝心のお味は・・・

A.後味がひたすらに苦い。石鹸なめてるような味。

こればっかりはとても避けられない強烈な味の分解要素でした。
ファースト砂糖の甘さでどうにか紛れてるんですが、徐々に湧き出るあと味石けん的な苦さが。
こればかりは砂糖でも紛らわせることのできないエグ味でした。
★☆☆☆☆。

これ、もしや農薬なんじゃ…と思えるぐらいエグいんですよね。
とても食い物には使えない味でした。しっかりアマOンレビューに書いておきたいと思います。

●こうなると残される活路は
・キャンドルのボタニカル、フレーバー
・入浴剤の香り付け

としてくらいか…。
口に入るもの以外の利用法に限定されるとは思いますが、おまけに色が出ないマイナスも。
乾物で完全に乾いてしまっているので、これを蒸留してオイルを出すというのも到底難しいでしょうな…と!

結論!!ラベンダーはそれぞれ味が違う!!


いかがでしたか⁉️
ラベンダーを買って使うならばまだ北海道産のモノを買って使うが安心安全でしょう〜という、中国産ラベンダーを輸入して味わってみたビックリドッキリnote記事でした〜!

いやぁー¥1500で結構な量を買ってしまったので、何かに使って消化しなきゃいけないんだよなぁ〜とか思ったり。
防虫剤やお香が生産できるようになれば、そこに利用してあげようかと今のところ頭の片隅に置いてあります。。。

私としてはこの先もしっかり苗から育てて品種を同定しつつ、品種名をつけて販売していきたい考えです。
知識のない方には大変ですが、ほんと品種名表記は大事ですよ!!笑

ではでは、出どころがハッキリしている透明性100%ラベンダーの販売ページを貼って終わりにしたいと思います。


あ、昨日ついにひろゆかないさんひろゆきさんの親友であるひげおやじさんと共演されましたね!
予想外にひげおやじさんの大物感を感じてしまう録画回となりましたが、youtubeコンサルに興味ある方はぜひ!

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若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。