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【蒸留日記vol.74】北海道産ピンク品種'Perennial Pink'を蒸留する!

先にすぐこなして終わっちゃえる品種を順次蒸留してる感あるエフゲニーマエダでっすどうも!

さて今回はホームセンターでは定番のように見かける品種ですが、詳細情報はかなり薄いけども優雅に育つニッチなピンク品種を収穫蒸留する回でっす!

コチラは去年の蒸留回のようすでっす⤴︎⤴︎


■ペレンニアルピンクのプロフィール!

うちに植わっている'Perennial Pink'

北海道内のホームセンター園芸苗コーナーで必ず並んでいると言っていいほどどこでも買えるけど、品種やナーサリーの情報なんかがほぼ無い謎ピンク品種がこの'Perennial Pink'だったりします。

北海道のラベンダー史上ではピンク、白花品種は’濃紫ピンク’’おかむらさきホワイト’なんかがいるのですが、どうもそれらとはまた違った系統のピンクラベンダーのようなんですよね。

フラワーカードには唯一「旭川大地で育った」とあるので、おそらく旭川市内の園芸業者さんが生産している苗木商品なんじゃないかなぁーと思います。

■収穫&蒸留準備!

奥の花壇にいるピンク品種は英国品種'Miss Katherine'

こちらが蒸留当日の'Perennial Pink'。
雨の日のせいか、時期か、早咲き系品種と共々にややピークアウト気味な感じが見てとれますね。
単に雨を受けすぎて咲き方が汚くなってるケースかもしれないんですが。。。

詳細です。ご覧のように花びらがしおれてしまい咲き方がキレイではないので、開花が進んで花穂が保持しているオイルが飛んでしまう前に蒸留してしまおうという算段です。

収穫完了!

ウチのPerennial Pinkは確かラベンダー栽培2年目からいる古株品種たちなんですが、4年目からのガーデンレイアウト変更によって現状地植え1株・仮鉢植え2株の計3株となっています。

で大きく旺盛に育っているのは地植えの1株のみなのですが、この1株の成長甲斐あってこのようにバケツをまぁまぁ満たすくらい収穫完了です!

収穫重量は491gとなった

ペレンニアルピンクは全草蒸留とします。

予測なんですがPerennial Pinkは茎と葉っぱが厚めのような感じがするので、収油率がやや低く出るんじゃないかなぁーと読んでいます。。。

■蒸留結果は…!?

2.3mLほどの抽出量となった

なんだか去年より収率が上がってるみたいですね…!
株数自体は変化がないんですが。これは意外でした…!

1.収油率

抽出量[ 2.3mL ]÷ 素材重量[ 491g]x 100 = 0.468%

開花時期のPerennial Pink蒸留の収油率

あらら、やはり読み通りといいますか、0.5%を下回る収油率となりましたね。
体感値で0.5〜0.6%あたりが率の高い低いの分け目な感じがしてます。

2.香りとか

蒸留直後は独特な"蒸留臭"が付いているので正確な官能結果を示せないので去年の感想を持ってくるんですが、園芸品種特有なのかあまり香り高い感じがしないアロマでした。
あまりラベンダー香!が強くないんですよね。
落ち着きすぎてるラベンダーオイル感。
特に強く鼻に抜けるアロマの主張がいない感じなんですよ。

今年収穫分の官能結果は数ヶ月後に示しますね。


【前回、英国代表品種ロイヤルパープルの蒸留回】

若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。