僕の中で、文豪といえば「旅館」みたいなイメージがある。 それぞれの作家たちが好んでいた旅館、部屋があり、その場所でいくつもの物語が産声をあげた。 口にせずとも、…
写真家ひとりひとりに、それぞれの思想があるように、 自分にも、ポリシーというか、撮り方のスタイルがある。 まず、僕の場合は、撮影の舞台、ロケ地をどこにするのかに…
朝陽のスクリーンが浮かび上がる。 オレンジ色のそれは、時を経るごとに、色と場所を変えてゆき、やがて見えなくなる。 何も映されていないのに、まるで一編の映画を観て…
仕事に夢中で気づいたら、時間は23時半近くになっていた。 銀座のオフィスは、僕ただ一人。 逗子の自宅まで帰れないことはないが、今帰ったとしても、 自宅に着くのは深…
隈部周作 | SHUXAKU [ シューサク ]
2020年8月5日 18:58
僕の中で、文豪といえば「旅館」みたいなイメージがある。それぞれの作家たちが好んでいた旅館、部屋があり、その場所でいくつもの物語が産声をあげた。口にせずとも、そんな文豪たちの生活に昔から憧れがあった。いつもと違う土地に足を運び、創作活動にふける。ただ、それだけなんだが、僕は「場」の力を借りることで、ぶつかっていた壁を容易に乗り越えられたり、それまでにはない、すごいアイデアがふと湧
2020年4月26日 23:27
写真家ひとりひとりに、それぞれの思想があるように、自分にも、ポリシーというか、撮り方のスタイルがある。まず、僕の場合は、撮影の舞台、ロケ地をどこにするのかにとても重きを置く。基本的に、一度撮影で使った場所は、二度と使わない。最初で最期の場所だからこそ、場所に対する思いは人一倍強いように思う。だからか、その思いが届くのか、その場所で、毎回、最高と思われる天候に恵まれる。最
2020年4月11日 07:45
朝陽のスクリーンが浮かび上がる。オレンジ色のそれは、時を経るごとに、色と場所を変えてゆき、やがて見えなくなる。何も映されていないのに、まるで一編の映画を観ているかのような、豊かなものを僕の心に響かせたまま、新しい1日がはじまる。いま世の中は大変な状況だが、字のごとく、『大きく変わる』時を迎えている。この機を良くするのも、悪くするのも、自分次第だ。外的環境だけがすべてではない。
2020年1月29日 01:01
仕事に夢中で気づいたら、時間は23時半近くになっていた。銀座のオフィスは、僕ただ一人。逗子の自宅まで帰れないことはないが、今帰ったとしても、自宅に着くのは深夜1時ごろだ。明日も早朝から銀座で打ち合わせがあることを考えると、帰宅はあまり気が進まない。先週、第五子を産んだばかりの妻には申し訳なく思いながらも、LINEでメッセージを送る。「今日、銀座に泊まります」と。