狼煙を上げよ
仕事に夢中で気づいたら、時間は23時半近くになっていた。
銀座のオフィスは、僕ただ一人。
逗子の自宅まで帰れないことはないが、今帰ったとしても、
自宅に着くのは深夜1時ごろだ。
明日も早朝から銀座で打ち合わせがあることを考えると、
帰宅はあまり気が進まない。
先週、第五子を産んだばかりの妻には申し訳なく思いながらも、
LINEでメッセージを送る。
「今日、銀座に泊まります」と。
当然、寝ているだろうから既読にはならない。
オフィスの外に出ると、雨足が強くなっていて、余計に帰る気力を削いでいく。
歩いて5分。
銀座2丁目のホテルモントレーに着いた。
文化的な香りがするホテルだ。
昔は、ここで文豪が小説を書いていたんじゃないかと思わせる場所だ。
たまたま空いていたので、ということで一人にしては広めの部屋に通された。
Macbookで残りの仕事をする。
時間は0時12分。
窓に雨が強く打ちつけられる音に、ふと窓の方を見ると、雨の雫たちが流れ星みたいに軌跡を描いていた。
ここまで書いて思った。
noteでは、仕事の話を書こうと思ったのだが、なんだか日記みたいになってしまった。
せっかく書いたので、まぁいいか。
消さずに残しておこう。
僕が普段している仕事、映像、WEB、ストーリーブック制作など、ストーリーを活用したブランディングのことをここでは綴っていこうと思う。
とりあえず、今の思いをメモする。
自分に対しても、周りに対しても感じていることを。
「狼煙を上げよ」
この世の中、社会において、僕らの本気の力が求められている。
もっと、自分らが持っている可能性・価値を世の中に伝え、残していこう。
死ぬ前にやれるだけのことやって、次の世代にバトンを渡していこう。
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