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朝、部屋の壁には


朝陽のスクリーンが浮かび上がる。

オレンジ色のそれは、時を経るごとに、色と場所を変えてゆき、やがて見えなくなる。

何も映されていないのに、まるで一編の映画を観ているかのような、豊かなものを僕の心に響かせたまま、新しい1日がはじまる。

いま世の中は大変な状況だが、
字のごとく、『大きく変わる』時を迎えている。

この機を良くするのも、悪くするのも、自分次第だ。外的環境だけがすべてではない。

美しい一日は、いつものように、今日もこうして静かにはじまった。

それを美しいと思うか否か、すべて己の生き方があらわれるように思う。

どうせ生きるなら、一度きりの人生なら、自分の手で、豊かな世界に向けて舵を切っていくことを僕は選ぶ。

さあ、鳥たちのさえずりがはじまった。
僕らが動きはじめる時だ。

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