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マーケの話 ~ 観光地商売でリピート客を逃さない方法

こんにちは。さかい@ひとり型起業家のマーケティングです。

佐渡島の民宿に泊まってぼんやり思ったマーケの話。

利用頻度が低い商売でのリピート戦略とは?

僕が今回泊まったのは、尖閣湾を臨む民宿「尖閣荘」ってところなんですが、充分に満足できる宿だったんですよね。

で、ふと思ったんです。

「いかにいい宿でも、観光客はたまの観光に来てるわけで、また来週も来ます!ってわけじゃないし、頻度が高い客でも年に数回くらいだろうなぁ、そうなるとこういう商売ではリピート戦略って成り立たないんだろうか、リピート客を作る施策はあまり意味がないんだろうか」

例えばリピート戦略でよくあるような「ポイントカード」とか「スタンプカード」を作っても、1年に1回くらいしか来ないのに、そんなカードを貰っても「つぎ来るまで持ってなきゃいけない」と感じた時点で捨てちゃいそうです。

何度来ても飽きないように「いろんな商品を用意する」というのもありますが、これもいくらメニューがたくさんあってもそもそも来れないし、さすがに「そのメニューのために来よう!」というのも無理があります。

感動するほどの接客やサプライズを!と言っても、これもやっぱり「すごく接客が良かったからまた佐渡島に観光に来よう!」とまで持っていくのは至難の業だろうし・・・

じゃあそもそもその観光地にまた来ようと思ってもらえるように、観光地自体の魅力をもっと伝えるとか?

いやぁ、それも確かに大事なんですが、インフルエンサーでもない、いち事業主が観光地の観光客数を増やすこと自体に無理があると思います。たくさんの広告宣伝費を使えるわけでもないし・・・

僕ならどうするかなぁ・・・

いろんな施策はあるのかもしれませんが、結局は「自分なら、どうするか?」。この視点で考えるようにしています。

で、僕が観光地で宿をやっているなら・・・

観光地にまた来てもらおう、とするんじゃなくて、観光地に来た時に思い出してもらえるような、使ってもらえるような施策を採るかなと。

具体的には、「またいらしていただいた時は、1年後でも2年後でもいいので予約時に“以前泊まったことがあります”と言ってください。そうしたら、アワビを無料で付けさせていただきます」という感じかな。

まあ、付けるのはアワビじゃなくてもなんでもいいんですけど笑、僕なりのポイントは、

・有効期限を設けない
どうせ1年以内有効、なんて期限を付けても「切れる前に行こう」とはならないはずなので、「何年経ってもいいので」という風にしたらいいかなと思います。

・自分で言ってもらう
ハッキリ言って数年前に一度だけ来たようなお客さんをすべて管理するのって大変だと思います。ただ、お客さんの方は数年前の話でも、同じ観光地に来るときには「以前の旅行」について調べると思います。だからお客さんの方から申告してもらうようにすればこちら側での管理コストってかかりません。

ちなみに「虚偽の申告だったらどうするの?」なんて心配も不要。もしそうだとしても、それで泊まってくれるならいいじゃないか、と考えます。そういう意味ではリピート特典もちゃんと利益が取れるような内容を検討・調整すればいいですね。

すぐに実行できる施策のはず

極端な話、この施策であれば泊まってくれたお客さんに「とりあえず伝えておく」だけですぐに実行できます。

僕が宿をやっているなら、本当に今すぐ、特典の内容を考えて、泊まっているお客さん全員に伝えます。伝えることで発生するリスクは何もないはずです。

リピートが来なくてあたりまえと言えばあたりまえの観光地商売だし、来てくれてもありがたいし、来なくても何も起きないだけです。損をすることはありません。

マーケティング力を高めるには

そもそも僕がこんなことを考える必要はないんですけど(^^;)、こういうのって「思考訓練」だと思っていつも考えるようにしています。

自分がこのビジネスをやっているなら、この仕事をやっているなら、どうするか。

自分ごとではないだけに、当事者になってしまうとなかなか思いつかない施策も浮かんできたりします。

もちろん実際にやる立場からするといろんな反論というか心配事も出てくるのかもしれませんが、あくまで「思考訓練」なので、自由に発想してみればいいですよね。

マーケティング力を高めたいなら、他人の商売での思考訓練、やってみることをお勧めします。


「自分の事業でのリピート戦略はどんなものがあるかな」と考えるきっかけになったら「スキ」そして「フォロー」をよろしくです( ̄▽ ̄)

さかい


P.S.
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