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化身~イワンのばか~

イワンのばかを読んだのは何十年ぶりだろうか

そもそも私はこの話を読んだことがあったのか

そんな「イワンのばか」を読んで国語の教科書を思い出した

いまの国語の教科書にもこの話は載っているのか

私の小学生の時の国語の教科書にこの話が載っていたのかも怪しいが

しかしいかにも国語の教科書に載っていそうな話だった


(以下、いちおネタバレしています)


この作者は「イワンのばか」の話で何が言いたいのか

読み終わるとまずはタイトルにあるイワンは"ばか"だったのかということに思いを馳せる

タイトルから受ける印象と内容にはかなりの隔たりがある


イワンは素直で人が良く無欲な男だ

二人の兄はそれなりに賢いが思いやりに欠け

しかしイワンはそれを素直に受け入れる

見下された態度と言動を浴びせられてもイワンは何も思わない


長兄は武力を行使して武勲を挙げる

次兄は商売をして功を成す

無欲で人に優しい彼もまた二人の兄同様に得を得る

それは血の為せる業なのか


武力を持とうとせず落ち着いてマイペースなイワン

強欲どころか欲すら持ち得ない人柄のイワン

最後はラスボスまでも力も金も使わずに滅ぼしてしてしまうが

頭を使えということを力説していた大悪魔に対抗する手段は無欲ということなのか

はたまたイワンはばかなんかじゃなくて神の化身なのか


ここのところ先進国で若者が働かない選択をしていることが多いらしい

高学歴の人に多いそうだ

それは中国で

そしてアメリカで

日本の引き籠もりやニートにもこれに当てはまる人達もいるのだろう

過剰な競争の中に身を置かないという選択は

まさに無欲で力を行使することもない

金も稼がないが金も使わない

家族も持たない

ずる賢い手段を使って人を使おうとする人達に対抗する手段は

無欲でのんきな日々を過ごすこととばかりに働かない毎日を過ごす

どんな人生の選択をしても個人の自由だが

どんな人生を選択して生きていても

人には優しくあって欲しいものと願う

人は神になることは出来ない

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