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Speed of Trust〜信頼とスピードの関係〜

最近、ふと思い出しました。
信頼関係とスピードってめちゃくちゃ相関するな〜〜っていうことに。
というのも、友人が大企業からベンチャーに転職して、今まで性悪説の
会社だったけど、今の会社は性善説なんだよね〜〜って言っていたからです。

考えてみてください。
2001年に同時多発テロが起こった時にどうなったか??
空港のセキュリティが一層強化されましたよね。その時に検査が増えました。
その結果、チェックインまでの時間がさらにかかるようになったと思います。

また仮想通貨取引もそう。
Coinceckの事件から認証やパスワードなどの徹底が一層厳しくなりました。

このように信頼関係、信用度合いが低いと、それをクリアするための基準が色々と設定されて、その結果、時間も要するようになるということが起きます。

ベンチャーにおけるSpeed of Trust

スピード命というベンチャー企業において、時間は死活問題になります。
そうした場合、性善説でないとスピードを維持できないし、そうあるべきだと思っています。

その際にはしっかりと信頼できる人を採用するということが前提になります。

それなので初期のスタートアップはリファラルということで、元々の知り合いや紹介から採用をしていくというケースが多くなってきます。

どういう過程でSpeedが遅くなっていくか??

しかし企業規模が大きくなっていくにつれて、どうしてもスピードが遅くなっていきます。なぜなら規模が大きくなるにつれて、リファラルだけでは採用が追いつかなくなってくる中で、徐々に信頼関係の構築が難しくなるからです。

もちろん、目が行き届かなくなるという点から、一定のルールを設けなければいけなくなるということもあると思います。

大企業では稟議というやっかいなものが存在していますが、これは、承認した人に責任があるというこを形式的にすることで、その取り組みのリスクヘッジを図ります。これにより、確かに変な取り組みをするリクスを抑えることはできますが、その結果としてスピード感がどうしても遅くなります。

新しい取り組みは増えるけど減らない、、、、

また意外と意識されないのが、新しくOOやろう!という取り組みや、新しく決めたルールができた時に、それをなくす、ということが難しくなり、結果としてそれがスピードを遅らせることがあります。

例えば毎週、月曜日はOOの会議をしよう!と決めてやります。それが徐々に増えていき、1日MTGだらけ!ということが起きてしまいます。取り組みを辞めるということに対して一定のリスクが生じるので、減らすことに抵抗ができるからです。

前に働いていた会社では、朝会が毎日ありました。そこで1日の活動報告やネタの状況をチームに共有するということをしていましたが、チーム人数が増えるにしたがって、時間が多くかかるようになりました。また共有するコンテンツも徐々に増えて、最初10分程度だったものが30分程度まで増えたりしました。

このように、増えはするけど減りはしない、という事象は多く発生します。
法律も戦後にできたものがいまだに残っているのも、廃止した際に生じるリスクがあるから、なかなか消えないということがありますよね笑

スピードを取り戻すには、組織の細分化となくす会議

というように、信頼とスピードは相関し、また組織の拡大化によってスピードが遅くなるということを書きました。

ではどうしたらそれを防げるか??ということについてですが、

個人的には
①組織を細分化して、
②従来のコンテンツをなくすための時間を定期的に作ること
が大事だと考えます。

目が行き届かなくなるのであれば、目が行き届くチームに細分化する。
その際には当然ですが、リーダーは信頼できる人であるべきですが笑

そして、従来のルールって今でも本当に機能しているの??ということも定期的に見直します。さらに一定以上のルールができたら、どれかをなくす、ということを通して、Too muchにならないようにします。

そうしていくことでスピード感を維持した組織運営ができるのではないでしょうか。




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