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【1分解説】コミットメントラインとは?概要とメリットを解説

※1分間で読める600文字以内でお伝えします。

新型コロナウイルス感染拡大による業績悪化を受け、金融機関とのコミットメントライン契約を結ぶ企業が増えています。例えば日産は、メガバンクに対しコミットメントラインを含む5,000億円の融資を要請しました。

今回は、企業の手元資金確保の手段として注目度が高まっているコミットメントラインについて整理します。

そもそもコミットメントラインとは?

コミットメントラインとは、ヒトコトでいえば「融資枠」のことです。

具体的には、契約した期間と金額の範囲内で、企業が必要な時に銀行が融資を実行するというものです。つまり「銀行さん、困ったときにはお金を貸してね」というわけです。

ただ、銀行もビジネスですから当然に対価を求めます。コミットメントラインに対する手数料はコミットメントフィーと呼ばれます。

また、銀行からすれば企業に倒産されてしまっては困るので、財務制限条項が付けられるのが一般的です。例えば「自己資本比率が〇〇%を下回らないこと」などが契約書に明記されることが多いです。

コミットメントラインのメリットは?

最大のメリットは、機動的な資金調達が可能になることです。

コミットメントラインの範囲内であればいつでも融資を受けられるので、不測の事態への備えになります。経営が安定するわけです。

また、コミットメントラインを活用することで、手元現金を圧縮することも可能になります。必要以上にキャッシュを抱える必要がなくなるわけです。

今回は以上です。

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