【1分解説】ウォルマートが進めるカーブサイドピックアップとは?
※1分間で読める600文字以内でお伝えします。
アメリカの小売業は日本の10年先を行っていると言われます。オンラインで購入しリアル店舗で受け取る「BOPIS(ボピス)」という形態は、最近になってニトリがスタートするなど日本でも広がりつつあります。
今回は、このBOPISをある意味進化させた「カーブサイド・ピックアップ」について説明します。
カーブサイド・ピックアップとは?
ヒトコトで言えば、「ECで注文した商品をリアル店舗の駐車場で受け取るサービス」です。顧客は車を降りる必要すらありません。アメリカではウォルマートが先行して導入してきました。
店員との接触を避けることが出来るため、カーブサイド・ピックアップの需要はコロナ禍で急激に高まっています。ある調査によれば、2020年4月には売上高が前年から2倍に増加しました。
背景には物流問題も絡んでいます。アメリカでは外出禁止令によりネットスーパーの需要が急激に高まった結果、物流がパンクし配達に遅延が発生しました。それなら店舗にピックアップしに行った方がスムーズだ、というわけです。
日本でもイオンが導入
日本でも同様の取り組みが広がっています。イオンが他社に先駆けて同様のサービスをスタートさせたところ、予約枠が連日埋まる程の大盛況となっています。
収益性の面では、物流コストの削減に大きな可能性があります。専業ECと異なり顧客が店舗にピックアップに来るため、ラストワンマイルの配送費が不要になるからです。
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