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詩と写真の関係性について。

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記事一覧

【 捉われていた 】

奪ってゆく奪ってゆく
潜熱を

奪われてゆく奪われてゆく
潜熱が

乾かぬ心の青色よ

ひととせ、ふたとせ
からだから

みとせ、よとせと
こころから

いつとせ
そこまで数えたら

全てはどこかの風のなか。

【 日常 】

【 日常 】

‪【 日常 】

その心もちも、そのうち慣れるさ。‬

‪そしてそれは、日常となる。‬

‪日常という見えない砂浜の上で、無邪気に遊ぶ波たちに、そのうち隠されていってしまうよ。‬

‪なぁに、もうちょっとさ。‬

‪燕が翼をひるがえす。その刹那みたいなのものさ。‬

‪儚いかい?‬

‪その心持ちも、そのうち慣れるさ。‬

‪日常となる。‬

たそがれどき、

たそがれどき、

色んなものが飽和して、何かが閾値に届くとき

果たしてそのとき我々は

その目の奥に何を写すのか。

写すのか。移すのか。映すのか。

ホントは答えを持っていて

それに気付くのたそかれぞ。

周りを見回す人一人。

やとせご、それに気付くとき

身の奥底に、その本懐ぞ知る。

【 残り香 】

【 残り香 】

ありがとう、今まで
もう行かなければならないのです。

‪雨上がり‬

‪つたう想いで‬

‪掻き分けて‬

‪プラットフォーム‬

‪風のなか‬

‪そして、白い夜へ。‬

【 波 紋 】

【 波 紋 】

‪朝の小鳥のさえずりが‬
五感を目覚めにいざなって

今日という名の言の葉が
耳に心にこだまする

揺り動かされたこの心
どこへ向かうかこの鼓動

揺らぎは満ち引きさんざめく
願いは明日へと未来へと

心の中のこのざわめき
何処かに消えてしまうのか

『無題』

『無題』

夜の帳は舞い降りて
数多の時を刻みゆく

眠りの風は感じるか
夢の瞬き聞こえるか

時と歩調が出会うとき
一縷の希望はくるのでしょう

そして東の明星。