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スペイン⑤〜ダリ美術館とはなんぞや〜

スペイン・バルセロナでガウディ建築を見て回る日々を送りながら、ふらりと電車でダリ美術館へ。


バルセロナからフィゲラスへ

バルセロナから高速列車で北に1時間ほどに位置する町・フィゲラスは、ダリの生まれ故郷で彼の作品を集めた美術館がある。

早朝、フィゲラス行きの電車が出ているバルセロナセント駅までバスと電車で移動開始。

途中で乗車する電車もプラットフォームもわからなくなり、スペイン人のお兄さんに尋ねた。

お兄さんは、英語を話さなかったが、こちらの意図がジェスチャーで伝わったらしく、「僕も一緒のやつに乗るからついてきて」みたいな感じで、正しいであろう電車に手招きしてくれた。

お兄さんは、途中下車したものの、近くにいたお姉さんに私が降りる駅を申し送りしてくれたおかげで、お姉さんが目的の駅で声をかけてくれた。

ふたりの親切な心のバトンがつながっていく様子がとても心地よい。

こういう瞬間がとても嬉しいし、満たされた気分になる。

こうしてフィゲラス行きの電車に無事乗れた。

サルバドール・ダリ


引用:https://dali.jp/collection/dali.php

そもそもダリとはどんな画家だっただろうか。

有名なのは知っているが、パッと作品が出てくるわけではない。

サルバドール・ダリは、スペインが生んだ20世紀を代表する最も多才な画家であるといえます。

6歳の時に初めて、油彩で風景画を描いてから70歳代後半まで絵画はもちろんのこと彫刻、版画、舞台装置や衣装のデザイン、映画制作と実に幅広い表現活動をしています。

ダリの絵といえば、美術の教科書等で“柔らかく描かれた時計”をみたことを思い出す人も多いと思います。

https://dali.jp/collection/dali.php

ガウディを見て回っているうちに、ダリ美術館にも行ってみたくなり、せっかくならと思い、急遽行くことにしたのだ。

ダリ美術館

ダリ美術館のあるフィゲラスに降り立つと割と田舎な印象を受けた。

駅からバスで美術館付近まで行く。

あたりの景色は、バルセロナに比べるとより一層、生活感のようなものを感じる。

美術館の入り口のあたりは、何の変哲もない建物だが、裏手に回ってみるとピンクの外壁と卵のようなものが飾り付けられた奇抜なデザインだった。

入り口
裏側

館内に入るとダリの個性が爆発した作品たちに遭遇し、思わず圧倒される。

ダリは、画家としてだけでなく、様々なものをデザインし、多様な作品を生み出していた。

天才と呼ばれる人の世界は、常人が理解できない領域なんだろう。

ガウディもそうだが、想像もつかないものを目にすると、とてもワクワクするし、刺激をもらうことができて、とても楽しい。

グエル公園

失念していたがサグラダ・ファミリアの後にグエル公園にも行っていた。

ガウディらしさが随所に見られる不思議な場所だった。

こんな面白い公園が近所にあったら、毎日行くのに。

ベンチがある広場あたりから見えるサグラダ・ファミリアがお気に入りの景色だ。

あとがき

バルセロナ滞在は、とても充実していた。

3日ほどいたと思うが、また来たいな、と思える場所だった。

次は、マドリード。

バルセロナにマドリードと聞くと、サッカーを思い浮かべてしまう。

そんな有名な場所を旅してきたのに、サッカーには縁がなかったな。


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